ついにSH@CK氏の新台ガチ分析データがWEBに登場!
SH@CKプレゼンツG@CHI評価
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パチンコ市場では常に業界を牽引し続けてきた「牙狼シリーズ」だが、パチスロでは過去2作をリリースしていずれも日の目を見ることなく市場を去ることとなった。1作目はユニバーサルが、2作目はサミーが開発と、業界きってのパチスロメーカーが手掛けたにもかかわらず厳しい結果となり、パチンコの人気コンテンツがパチスロでも通用するわけではないことを痛感させられたものだ。
そんな過去を経て、今回は6号機市場で名実共にナンバーワンの地位を築いた「Re:ゼロ」を開発した大都技研が開発した。
最新作パチスロの開発はどのメーカーも苦境に立たされているが、大都技研といえば、6号機第一弾の「HEY!鏡」で好調に滑り出し、間もなく「Re:ゼロ」を作るなど、6号機開発では群を抜いた開発力を有したメーカーであるのはいうまでもない。
そして、今作は現パチスロ市場NO.1となる「番長3」を完全に意識した開発が行われている。キャッチコピーには、「牙狼の歴史に…また1ページ」と聞いたことのあるフレーズをオマージュするなどして徹底。これがサンセイからパチスロメーカーへの開発委託では最後の挑戦とも思えるほどであり、渾身の出来の仕上がりとなっているので、パチンコ同様にパチスロ市場を大いに盛り上げることに期待したい。
そんな本機は6.2号機の低ベースAT機となっている。それでは基本情報を確認しよう。
<基本スペック> | ||
設定 | 初当り(CZ及び直撃)確率 | 出玉率 |
設定1 | 1/227.7 | 97.7% |
設定2 | 1/223.4 | 98.9% |
設定4 | 1/208.9 | 103.1% |
設定5 | 1/201.4 | 105.0% |
設定6 | 1/185.6 | 110.1% |
設定L | - | 93% |
<通常・AT仕様> | |
50枚ベース | 約30.2G |
仕様 | 疑似ボーナス突破型 |
AT仕様 | 左1ST/AT・約2.8枚/G |
CZ抽選 | レア役・ポイント到達 |
CZ仕様 | 10G+α・牙狼図柄停止による突破抽選・期待度約40% |
ボーナス仕様 | 20G+α・終了後リアルゲージバトル・RUSH期待度約50% |
RUSH仕様 | SET管理(30Gor50Gor100G)・特化ゾーンスタート |
SETゲーム数振分 | 30G:75%・50G:20%・100G:5% |
天井仕様 | CZ天井:CZ間600GでCZ・AT天井:AT間1500GでAT |
ベースが50枚約30.2Gと非常に抑えられていることや、CZ及びボーナス突破のフローによりRUSH性能が高い仕様となっている。RUSH突入時の期待値は1,117枚にも上るほどだ。
仕様としては前述したように「番長3」が意識されており、ベルではなく最高発生確率約1/3.4の「牙狼図柄」がCZやAT中、連続演出中など各所でポイントとなる。RUSHは「番長3」でいう所の「頂RUSH」からの開始となり、SET開始時に各SETの継続ゲーム数が決定される。
モードにより「牙狼図柄」出現率が変化し、最上位モード「心滅獣身」では大幅上昇した「牙狼図柄」により大量ストックに期待できる。そして、このモードが「マジハロ」同様に継続ゲーム数間のモノとなるので、上位モードで大きいゲーム数で開始されれば、その分チャンスが増える仕様だ。SETストックには「番長3」同様にLOOPストックを有する場合もあり、一度の契機で複数ストックする場合もある。
ボーナス及びRUSH後は有利区間がリセットされるが、必ず100GのCZ高確率へ突入し、高確率中に当選したCZはストックされ、終了後に一気に放出する。即ヤメ防止やボーナス突破濃厚のモード示唆など期待値を持続させる仕様が搭載されている。
演出はパチンコシリーズ機をベースとした作りで、2D演出よりも3D演出など期待度もパチンコ同様。そして、パチスロでありながらパチンコ同様にギミックが搭載されており、シリーズお馴染みの「ファイエスオブガロ」「牙狼剣」「ロゴランプ」「ボタン」などなど、シリーズ機の演出の流れも踏襲した仕様だ。
ゲームフローのベースは「番長3」となっているため、あらゆる場面でベルの代用となる「牙狼図柄」が展開を左右する。裏ボタン操作により出現を完全告知に変更させることも可能。RUSH中の最上位モードとなる“心滅獣身”の契機でもある、「心滅カウンター」は突入までのポイントが可視化されており、「牙狼図柄」も含めレバーのレスポンスも演出のセールスポイントとなる。
本機「S牙狼 黄金騎士」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』。
牙狼といえば言わずと知れた業界屈指のコンテンツだ。シリーズを象徴する激しい出玉性能を有したスペックであることを伝えていくことが重要となる。注意すべきはパチンコユーザーへの訴求だろうか。期待値を取りこぼすことがないように簡潔にフローが分かりやすくなっているべきだろう。
ボーナス・RUSH終了後に移行する100GのCZ高確率ゾーンは期待出率100%OVERであることや、天井はCZ&ボーナスの2種が存在するなど情報のみで大きく勝率が左右されるので注意が必要となる。そして、何よりRUSH突入時の期待値が1000枚OVERとなる部分は強力で必ず伝えていきたい。
「牙狼シリーズ」としてのパチスロというだけではなく、6号機のスペックとしても他機種よりも優位な点を多く備えた機種であり、競合の多い年末年始の中でも一際目立つ機種となっている。パチンコ市場同様に息の長い定番コンテンツとなれば、現状ではS⇒Pへの回遊が強いが、P⇒Sへの相互回遊にも期待できる。ファン離反リスクとなる局地的な営業からバランスの取れた営業へ戻すきっかけになる機種といっても過言ではない。