臨時休校のために在庫が発生した学校給食用牛乳を販売/ピータイムⅡ

2021.08.30 / ホール

沖縄県内で遊技場15店舗を中心に、ホテル業や飲食店等を運営している「ピータイムグループ」(本社・沖縄県那覇市)の「ピータイムⅡ」(宮古島市)が、学校臨時休業に伴い発生した牛乳在庫(大阿蘇牛乳264本)の食品ロスを減らすため、8月27日より店舗で賞品として景品交換を開始した。

「ピータイムⅡ」の友利栄光店長は、「島内でもコロナ禍が続くこの厳しい状況下、少しでも協力できればと言う思いで販売を開始いたしました。趣旨を理解していただき家族分3、4本を購入するお客さまもいらっしゃったので、とても嬉しく思いました。今後も宮古島に元気を取り戻すため、地域に協力できる事は積極的に取り組んでいきたい」と語った。

こうした地域との連携活動についてピータイムでは「これまでも保育園のクリスマス会や地域のお祭りなどがあれば、協力してきましたが、今後は昨年策定した『沖縄をもっと楽しくする』という企業理念を基に、さらに地元・地域との連携、活性化に力を入れて行きます」と話している。

一方、現地の住民の1人は宮古島の現状のように話している。

「コロナは地域の活力をなくしています。宮古島といえば8月は繁忙期ですが、今年の観光は壊滅状態です。今よりもちょっと前は全国的にもそうだと思いますが、離島も少し緩んでいて、その結果やはりコロナの感染が広まってしまいました。離島は特に医療体制なんかも厳しく、みんなピリピリしています。正直、どうしていいかわからない状態です。経済をゆるめたら感染が広がるし、緩めなければ生活が苦しい。特に離島は内需だけでは無なので、矛盾が生じてしまう。それがなんなんだという感じでもどかしく、複雑な思いです」

 

 

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