ホールで働く人もエッセンシャルワーカーになれ

2021.08.25 / コラム
エッセンシャルワーカーと言う言葉が注目されるようになったのは、コロナ禍になってから。新型コロナウイルスが世界中に蔓延する中、海外ではロックダウン、国内では外出自粛から緊急事態宣言が発令された。

こうした緊急事態宣言下でも、休むことなく、人々が日常生活を送るために欠かせない仕事を担っている人のことをエッセンシャルワーカー(生活必須従事者)と呼び、感謝や尊敬の念を込めた呼称として使われるようになった。

では、具体的にどのような仕事に就いている人を指すかと言うと、まず、代表的なのが医療従事者だ。コロナ感染の危険との隣り合わせの中、患者の命を守るために身を削った。

昨年5月29日には医療従事者に敬意と感謝の意味を込めて、ブルーインパルスが都心を飛行したことは記憶に新しい。

その他、福祉や保育、運輸・物流、小売業、公共機関、通信などで感染のリスクを負いながらも現場で働く人のことを指す。

東京五輪の開会式ではエッセンシャルワーカーの代表が五輪旗を持って入場した。



で、エッセンシャルワーカーの説明が終わったところで本題に入ろう。

「われわれの仕事は生活の中で必ず必要なもの。われわれもエッセンシャルワーカーとして自信を持って働ける会社にしてはどうか」という意見が西日本のホール企業から出ている。

娯楽は生活に必要不可欠かと問われるとそれは必要なものである。では、パチンコはどうなのか? ここが問題だ。

遊技人口が増えていればそれは必要なものだが、どんどん遊技人口が減っていく意味は、必要とされていないからだ。

「パチンコは金儲けが出来ない客から見切りをつける。残った客で更にホールから金を巻き上げる。更に、客が減る。負のスパイラル。要は、客はパチンコ、スロットを金儲けをする為の道具しか見ていないのだ」(ハンドルネーム匿名希望氏)というような考えのユーザーが少なからず存在することも事実。業界がギャンブル客に育てた結果であろう。

金儲けのための道具であれば、これは娯楽とは呼べないし、社会からも必要とされなくなる。

エッセンシャルワーカーとは社会が決めるもので、自らが名乗るものではないが、目指すことは必要だろう。そのためには、「うちは勝ち負けのギャンブルではなく、時間消費型の娯楽を提供している会社です」と胸を張れる会社にならなければならない。

時間消費型の娯楽を目指すには機械代から営業方法まで改革しなければならないだけでなく、時間消費型のユーザーを自らの手で育てなければならない。そこを目指しながら業界初のエッセンシャルワーカーと呼ばれるようになってもらいたいものだ。




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