新規顧客の開拓のために業界でのインスタ映えを考える

2021.08.23 / コラム
新規客開拓で答えが出せないパチンコ業界が世間から乗り遅れているのが「インスタ映え」だ。

通信販売ダイジェストの記事を少し長くなるが引用する。

インスタへの投稿を念頭に置いた「インスタ映え商品」の開発が増えている。顧客と継続的な関係構築に必要なのは、間違いなく「商品力」。ただ、新たな顧客との接点を築く上でインスタの重要性が増している。

背景に、インスタを使って商品情報を検索するケースが増えていることがある。とくに若年女性の間では、写真につけられたハッシュタグで検索し、ライフスタイルや好みが近いユーザーを探して商品購入するのがトレンド。「検索経由で取りこぼした、インスタ検索するユーザーの目にとまることが重要」(ベネッセコーポレーション)と課題を認識する。

企業側も投稿キャンペーンの展開などで、顧客と接点を築こうとする。ただ、「単純に商品写真の投稿を促すだけではくちコミが広がりにくい」(オイシックスドット大地)という課題も。ユーザー側のインスタ活用が進化する中、容易には接点が築きづらくなっている。

こうした中、各社が取り組み始めたのが商品設計から作りこむ「インスタ映え商品」の開発だ。強みは、商品を通じた“体験”を含め訴求できること。パッケージやデザインなど見た目だけでなく、「商品を使って、かわいい写真が撮れたり、使う人が楽しくなる」(ピーチ・ジョン)ことで、自然派生的に拡散する。

食品であれば、商品を通じて料理の出来栄えや華やかなテーブルコーディネートを楽しみ、家族と一緒に食卓を囲んだ思い出が投稿のきっかけになる。インスタを通じて、新しい商品価値の提案につなげる企業もある。

引用終わり

筆者の趣味はランチツーリングだ。ネットで美味しいと評判の店を探して、片道2~3時間の距離をバイクにまたがり目的地へ行って写真をSNSにアップする。本来はツーリングが目的だったが、今はインスタ写真が目的でツーリングは手段に代わってしまった。


観光地然り。SNSできれいな風景を見せられると、自分も現地へ行って写真をアップするために趣味のツーリングは続く。
と私的ネタを挟んだところで本題に入ろう。

新規客開拓で頭を悩ませるパチンコ業界で、全く手つかずの状態が「インスタ映え」だったりする。

一般企業は新規客を開拓するのに「インスタ映え」を意識した商品を開発している、というのは前述の通りだ。

ホールでインスタ映えする話題のスポットがあるだけでも、その写真を撮るためだけにパチンコに興味がない若い女性がホールに足を踏み入れてくれる。パチンコをしてもらうのは二の次でいい。まずは、食わず嫌いを治すことから始めなければならない。

次にメーカーに注文するのはインスタ映えする遊技機だ。

初代フィーバーパワフルは全画面7になると、暫くその画面が続いた。当時はデジカメもスマホもない時代だが、ポラロイドカメラでお客さんとその画面を記念撮影する店長もいた。超希少な大当たり画面が出た時には、スマホで記念撮影ができるぐらい1分ほど画面が続けば申し分ない。

玉積みしていた時代は、連チャンして何十箱も席の周りに積み上げることはユーザーの自己顕示欲にもなっていた。各台計数機になり玉積みも一部のホールでしか残っていない現在、自己顕示欲を満たす効果があるのがホール内のインスタ映えである。

新規客開拓のヒントはインスタ映え。後は各自が考えてもらおう。




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