お客様と台とのつながり

2021.08.07 / コラム
旧規則機の撤去期限まで残すところ半年となりました。
これまで、新規則機への移行進捗は店舗によって異なるので、重視するべき事項も異なります。

予算の関係上、残りの6ヶ月で全台を新規則機に出来ないお店もあれば、既にパチンコに関しては90%以上が新規則機のお店もあります。

生き残るための店舗営業か、コロナ終息に向けてファン化促進の取組みを重視するのか、競合他店とのお客様喜ばせ競争で勝ち抜いていくのかなど、重視する事を明確にして取組むことになります。

しかし、どんな時でも、どんなお店でも変わらないのが“お客様と台とのつながり”を作る取組みになります。

これまで、新規則機への移行によって、「好きだった機種が無くなった」という出来事は当然ですが起こっています。
コロナ禍で休眠されているお客様においては、戻ったときに「知らない機種ばかり」という状態も想定されます。
このコラムでは繰り返し「お客様と台とのつながりが無くなれば離反する」ということをお伝えしています。

旧規則機から新規則機へ移行する中で、“新たな好きな機種”が見つかれば良いのですが、パチンコもスロットも、機種の複雑化が進んでいるので、特にライトユーザー(機種にあまり詳しくない)のお客様が好みの機種を見つけることが難しくなっています。

パチンコやスロットという商売において、根本的なことは“お客様と台とのつながり”というもので、好みの機種にはお客様にとって何かしらの価値があるから“つながる”状態になります。

好きな機種を思い出すことで、「打ちに行きたい」という来店動機が生まれます。
好きな機種が無ければ、「なんか面白い機種は無いかな~」という来店動機が薄い状態になり、そのまま好きな機種が見つからなければ徐々に足が遠のいて離反していきます。

ぜひ、このコラムをお読みの皆様に実践して頂きたいことは、【自分が機種に詳しくないライトユーザーだった場合、自店で好みの機種を探せるか?】ということをチェックして、好みの機種を探せるお店にしていくことです。

“ファンのヘビーユーザー化”という表現を見たり聞いたりしますが、ファンがヘビーユーザー化しているのではなく、ライトユーザーが離反してヘビーユーザーのお客様が支えてくれている状況と捉えたほうが良いと思います。

これまでの新規則機移行でも既に『撤去離反(好きな機種が無くなり離反する)』のお客様は存在しています。
来店動機を失い離反したお客様を取り戻すことは容易ではありません。

一度「つまらなくなった」という気持ちを、再度「面白そうだから行ってみよう」という気持ちに変えることは簡単でないからこそファン減少に歯止めがかからないという一因でもあります。

この課題は撤去までの残りの期間だけではありませんが、旧規則機が撤去されて離反することが無いように、お店で“お客様と台とのつながり”を作り続ける取組み実施することが大切です。



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