モノとコト価値のマッチング

2021.07.25 / コラム
前回は、コロナ休眠ユーザーの方々がワクチン接種で再度ユーザーとして戻ることを想定して、今からお店として『お迎えする準備が整っているか?』をチェックして早急に取組みを見直そう!という内容をお伝えしました。

前回の繰り返しになりますが、新規則機移行が続くホールの状況下で、長い方で1年5ヶ月の離反状態ということは、「好きだった機種が無くなっている」「人気だった機種が無くなっている」「今の人気機種が分からない」「新しい海が導入されている?」「見たことが無い機種が多くて分からない」など、お客様が戻ったときに思うことが想定できます。

その時、「なんか分からなくて好みの機種が見つけられないから“つまらなくなった”」となってしまうと、せっかく戻られたお客様を離反させることになります。

そうならないためにも『お迎えする準備を整える』ということが重要な施策となります。

コロナ休眠ユーザーの方々への取組みは、基本的に『機種にあまり詳しくないライトユーザーの方々』をイメージした取組みになります。

機種に詳しくないライトユーザーの方々は、好みの機種が無い状態が続くことで徐々に離反していきます。
これを長年続けているのが業界の状況でもあるので、ファン減少を食い止め、ファン増を目指すためにも『好きな機種が探せる』状況となるプロモーションの分断チェックと改善が必須です。

プロモーションの分断を改善する一つの視点として、今日のテーマの【モノとコト価値のマッチング】があります。
簡単に言うと、『お客様が、その商品で何が出来て、どんな価値があるのかが分かるようにする』ことを考えて訴求するというものです。

そもそも、機種がどんな性能で、どんなお客様にどのようなコト価値(体験価値)があるのか分かるからこそ、「この機種は自分に合うかも」「この機種タイプは好みかも」という気持ちになります。

コト価値(体験価値)に関して、機種に求めるものは式で表せます。
『投資金額×投資時間×期待するコト=好みの機種』というものです。

低投資で1時間の短時間勝負だが、大きな見返りを求める場合、5,000円の投資で大工の源さん韋駄天1/319でワンチャンス狙う遊び方だったり(当然ですが初当りを引く確率は下がります)、ライトミドルの1種2種でワンチャン狙うということも期待を膨らませながら遊技する動機になります。

【モノとコト価値のマッチング】は、年齢層の背景としてコンテンツも関係してきます。
好きな機種とつながるまでの流れの中で、知っているものは興味関心が自然と湧くのと、ノスタルジー(懐かしく思う気持ち)というコト価値もあります。

どの顧客層向けに【モノとコト価値のマッチング】を考えるかで、機種コンテンツと機種性能で適切なモノを、どのように価値提案するかを考えていきます。 

『短時間でも楽しめるコーナー』は繰り返し書いていますが、コト価値を表現する価値提案の訴求内容です。

そのコーナーに集める機種は、【モノとコト価値のマッチング】が出来る可能性の高いものを集めておくと、バラエティだったとしてもお客様が好みの機種を探せる可能性が高まります。

プロモーション(販売促進)というのは、お客様が「この商品が欲しい」「この機種を打ちたい」と思う結果が重要です。
単なる情報伝達のプロモーションでは【モノとコト価値のマッチング】は出来ないので、お客様にとってのコト価値(体験価値)を価値提案していくことをプロモーションに加えていきましょう。

この取組みが、コロナ休眠ユーザーの方々にも、ライトユーザーの方々にもとても重要な取組み視点となります。




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