コロナ禍以前でもファンが減少していたのは、単に射幸性が下がったとかもの問題ではありません。
外部環境の変化(人口動態・娯楽の多様化・世間の目・・・)もありますが、基本的に追及するべきことは、『パチンコ店で遊ぶ価値は?』という点です。
ビギナーとして来店するところから、ライトユーザーになり、人生の中のひと時として継続してリピートして下さる流れを作るには、『パチンコ店で遊ぶ価値』を感じてもらう必要があります。
外部環境の変化に対応することも大切ですが、店舗としては『パチンコ店で遊ぶ価値を認識してもらう』為の施策が十分に出来ているかを省みることが必要です。
コロナが終息しても、戻ってきたお客様が勝手にリピートするとは限りません。
戻ってきたお客様が再度継続的なファンになるとも限りません。
しばらく離反していたお客様は、好きだった機種がお店に無くなっている状態かもしれません。
そうなると、次の好きな機種が見つからない場合は「つまらない」状況となり離反していきます。
機種が複雑になっているのは皆様も同じ認識だと思いますが、お店の取組みは機種の複雑化という変化に対応しているとは言えません。
特にスロットに関しては、機種に詳しくないライトユーザーの方が好みの機種を探せる状況ではありません。
コロナ禍での新規則機移行中ですが、早急に商売としての基本となる『パチンコ店で遊ぶ価値』を実感してもらうための【ファン化を促進するお店の土台作り】を実施していくことが求められます。
【ファン化を促進するお店の土台作り】として、早急に取組むべき9つのやるべきことをお伝えしています。
コラムでは詳細まで書けませんが、ぜひチェックして欲しい2つを簡単に説明します。
1.プロモーションの分断チェックと改善
消費者の購買プロセスとなるAIDMA(アイドマ)のAIDをチェックします。
A(アテンション-注意喚起)I(インタレスト-興味関心)D(デザイア-欲求喚起)の流れとなるプロモーションの流れが出来ているかです。
欲求喚起が為されれば、M(メモリー-記憶)A(アクション-行動)の流れが高まります。
店内プロモーションの基本的な方法は、コーナー装飾などで注意喚起を行い、コーナーのメリットで興味関心を高め、台上POPを大当りフローにして勝ちパターンの理解で欲求喚起を行うというものです。
他にもツールとしては別の方法もありますが、まずは「この機種を打ってみたい!」と思ってもらえるように見直していくことです。
2.メイン機でも遊技者数を増やす取組み
パチンコ『海・韋駄天・北斗』、スロット『ジャグラー・アクロス系』など設置台数が多く長く使えている機種に対して、常に新規の機種ファンを増やし続けるための取組みです。
コロナで離反したお客様は、離反以前から設置されていた機種やコンテンツはレパートリーになっている可能性が高いものです。
また、レパートリーでなくてもお店がメイン機としての位置づけだと感じれば、他の分からない機種よりも興味関心は高まるので遊技につながる確率も高まります。
例えば、韋駄天の稼働が落ち気味ですが、ここまでお客様評価を得た機種に関しては、ここから更にストック系機種(長期使用していく機種)として新規ファンを増やしていくことにチャレンジすることが重要です。
「若い人は海は打たない」という固定観念に囚われず、「面白さを知ればレパートリーになる」という気持ちで取組んでいくことです。
今からでもすぐに見直していける2つを紹介しました。
自店でファン化を促進する(もちろん離反させない)お店として進化させていきましょう。