業界のやり過ぎが諸々の規制強化を招いた

2021.07.07 / コラム
ハンドルネーム「しょうゆ」さんが物申す。

以下本文


基本的にイベントをダメにしたり、認可された台を撤去させてきたのは業界自身であり警察です。

4号機時代のいきすぎた射幸性で社会への悪影響が問題化したのが発端です。

4号機がまだあった頃は「みなし機」として3号機のプラネットや1.5号機のペガサスなどはホールに存在していました。

裏モノや遠隔などもあった時代です。

4号機から5号機への規則改正のときに「みなし機」はすべて撤去となりました。
AT機やストック機の出現がパチンコを遊技からギャンブルへ変質させた(と認識された)からです。

この影響はいろいろな方向へ飛び火し、未だ続いています。

イベントに規制が入り、無承認変更にも大きくメスが入れられて罰則も厳格になりました(罰則はお調べください、とても重い罰則となっています)。

そしてこの「無承認変更」が設置期限に大きく影響しています。

以前のホールでは無承認変更が横行していました。
壊れた部品を撤去された機械から抜いて付け替えたり、届け出をせずにゴト対策をしたり、注射をしてみたり…。

上記にあるプラネットやペガサスが壊れたときにどうやって直していたのかを想像していただけるとわかりやすいと思います。

機械は壊れます。

認定を取って長く使いたい機械ほど稼動も良く、壊れる頻度も高いのは自明です。

以前は部品が壊れても無承認変更で直していたりしたのですが、現在はメーカーが供給する部品を正規の手続きで変更しています(メーカーの部品供給が止まれば壊れた時点で撤去となります)。

ゴト対策の部品なども正規の手続きをしています。
手続きのできない裏モノや遠隔は絶滅しました。
そしてこの無承認変更はクギ調整も対象となっています。

【無承認変更できないから撤去期限がある(規則が変わればメーカーも部品供給できなくなるから)】ということです。

以前は「お目こぼし」されていたものが、どんどんなくなっていってる状態です。
いまは厳格に法律を適用されつつある過渡期です。
誰が悪いんだと思います?

保通協の検査のスキをついて機械開発をしたメーカーが悪い?
許認可業を忘れて客を煽り法を破っていたホールが悪い?
ブレーキをかけられなかった各組合が悪い?
無視できなくなって規則を変えた国や警察が悪い?

いろいろな見方があるはずです。

ホールもメーカーも商売ですので、より利益を生み、より成長し、存在し続けていくという使命を持っていますし、警察も国家存続のために良好な風俗を保つ責任を負っています。

機械の設置は検定3年、認定3年と法で定められています。
設置期限や承認変更手続きなどの法を遵守し、法の範囲内でやるしかありませんので撤去は必ずついてきます。

法を変えていくのであればクリアしなければいけない問題がたくさんあります。
少しずつでも良くなっていってほしいものですね。






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