お客様の≪遊技時間・投資金額・期待するもの≫-その3

2021.06.20 / コラム
前回、前々回に引き続き、お客様の≪遊技時間・投資金額・期待するもの≫についてです。コト視点の価値提案となる(体験価値の提案)と合わせて機種やコーナーを訴求することは、特に4円パチンコと20円スロットの稼働アップには欠かせません。

機種が分からなくても投資のハードルが低い低貸とは違い、期待できる出玉などが分からずに4円パチンコや20円スロットの投資するのは躊躇します。

逆に、所持金が少なかったとしても、遊技時間と投資金額に対して期待するものを満たす可能性がある場合は4円や20円でも遊技動機になります。

所持金が少なければ低貸を打つという単純なことでは無く、あくまでもお客様の遊技パターンや嗜好に合う遊び方が出来るように『台とお客様をつなげる』ための価値提案が重要なポイントとなります。

お店で販売促進を考えるときの基本的な流れは、『おやっ!(注意喚起)⇒ふむふむ(興味関心)⇒面白そう(欲求喚起)⇒今度打ってみよう(記憶)⇒打ってみた(行動)』によって、“面白かった”という気持ちが生まれるときです。(AIDMAの流れです)

この流れを、お店の中で実現することが【台とお客様のつながり】を作る土台になります。

この流れの中で、『ふむふむ(興味関心)』に関してはコト視点のコーナー作り(短時間でも楽しめる・大当りスピードが速い!・継続率90%オーバー・・・・などなど)と『面白そう(欲求喚起)』は、どんな当たり方の流れで、どのように継続するのかという大当りフローなどを、機種の特性に合わせて工夫して活用することになります。

AIDMAの流れをチェックしていくと、『おやっ!(注意喚起)』に関しては、メイン機などでは装飾などで行っているお店も多いのですが、メイン機以外のバラエティに関しては、コーナー分けも訴求も手薄になっていきます。

おやっ!と思う機種があったとしても、『ふむふむ』と『面白そう』が実現できなければ、そこでお客様の気持ちの流れが止まってしまい、『今度打ってみよう』に行かなくなります。

製造ラインなどで、製造個数の最大値はボトルネックの能力にかかっています。
5つのステップの中で、何がボトルネックになっているのか?をチェックすると、どこを改善するとお客様の『今度打ってみよう』の最大化が図れるかを工夫することができます。

昔は、とりあえず打てばなんとなく分かる機種が多かったのですが、甘デジでも突破する確率が低め(実質確率は甘デジとは言えないものなど)のものもあったりします。

初当りでどうなれば良い状態に行くのかが分かっているからこそ、ワクワクドキドキという気持ちが生まれます。
もちろん単発当りで3Rなどを引けばガッカリしますが、「次こそは」という次回の来店動機にはなります。(なんども3R単発が繰り返されると、その機種から離反はします)

これはスロットでも同様で、ペナがある機種などは、なんとなく打ってみようなんて怖くてできません。
このような機種があるということを知っていると、なおさら知らない機種は打てない気持ちになります。

今回で、お客様の≪遊技時間・投資金額・期待するもの≫については終了しますが、お客様が好みの機種を探すというのは、≪遊技時間・投資金額・期待するもの≫という3つの視点が大切です。

自店でお客様が好きな機種が探せれば、その機種を目当てにリピートの可能性も高まります。
自店に不足している流れをチェックして、是非ともお客様が好きな機種を見つけられるという商売として大切なことを実現していきましょう。









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