ハンドルネーム「しょうゆ」さんからの音量問題の補足説明だ。
以下本文
音量について補足させていただきます。
意外に思われるかもしれませんが、店内BGMと遊技機の音量は現場決裁ができないということが多いです。
オーナーの指示がないと現場は動けない、ということが往々にしてあります。
それは恐れに由来するものです。
オーナーは音量を下げることで客と利益が減ることを恐れます。
『音量などで客の感覚を麻痺させて稼働、利益を得る』という幻想に囚われています。
古くは【マイクパフォーマンス】
「◯◯番台のお客様ラッキースタート!どちらのお客様もジャンジャンバリバリお取りくださいませ!」という類のもの。
そして次に【シマ中に響き渡るファンファーレ】
大当たりの信号を拾い、当たりが出たシマに大音量でファンファーレが鳴る仕組み。
信号の上がらないジャグラーのGOGOランプやハナハナのハイビスカスなどは光センサーまで使ってシマ中にファンファーレやキュイン音を響かせています。
どちらも『客の聴覚に作用させ、正常な思考判断を失わせてカネを使わせる為のもの』です。
「あそこが当たった、次は私が当てる!」という競争心や「そろそろ当たるだろう」という希望を煽ります。
イベント規制や広告宣伝規制などでホールが動きづらくなっている昨今、この手法は現在では
【遊技機自体がその役割を担っています】
カンタンに見えて実は全然カンタンではないのが音量問題なんです。
パチンコ屋の商売の根幹に関わることなんです。
手法の良し悪しや、効果の程度はさて置いて『パチンコ屋のオーナーはこのような感覚を無意識のうちに持っている』のです。
店長決裁ではどうにもならないという理由がココです。
稼働や利益が落ち込んだとき「音量を下げたからじゃないのか」と言われても対処できません(その根拠を示すことが出来ないからです)。
このエントリーの投稿は、
「アフターコロナでは、音量を下げた方が信頼を得られて稼働や利益に繋がる可能性がある」
と伝えたかったものです。
もちろん統計や根拠があるものではありませんし、本当に信頼を得て未来に繋がるものなのかは全くわかりません。
相変わらず聴覚に訴える手法の方がいいのかもしれませんし、何も変わらないのかもしれない。
結果はわからないとしか言えない提案です。
しかし現況においては感染対策のひとつとして、客と従業員の信頼を得る為に、音量対策をすることは必ずしもマイナスにはならないのではないかと思うのです。
パチンコ店のオーナーは全日遊連からの要請を無視せずに真剣に向き合ってもらいたいです。
無視しやすい要請だからと無視するのではなく、商売を毀損する変化だと決めつけず、やってみてもらいたいです。
そして現場を指揮する店長にも挑戦してもらえたら嬉しい。
機種別にでも、少しずつでもやってみて、いい結果が出たならそれを持ってオーナーへの進言をしてみてほしいと思います。