パチンコ復活には4円でも十分遊べる超高ベース機を

2021.05.26 / コラム
「1パチ、5スロを廃止して、4パチ、20スロへ回帰しなければ業界の浮上はない。かつて1パチに新台を投入したホールがあったが、あれは事前に中古の買取価格があったからで、それも破綻した。1パチに新台で成功した例は1社もない。低貸しのビジネスモデルの雲行きも怪しい。安い中古が集められない。大手はチェーン店移動ができるが、単店は高くても新台よりは安い中古を買わなければならないが、その体力さえなくなってきている」と悲壮感を漂わせるのはメーカー関係者だ。

情報島によると閉店予備軍としておよそ2500店舗が危険水域に入っている、という。同社の分析では新台を活発に購入しているS、Aランクの上位1000ホールは安全圏だが、入替は中古機主体のD、Eランクほど閉店する傾向が強く、2500店舗がそれに該当する模様だ。

メーカーにすれば中古機しか買わないホールは顧客としては見做していなかったにせよ、新台を少しは買うB、Cランクのホールが中古機しか買わないランクのホールへ落ちていく可能性はあるわけで、新台市場はますます縮小され、格安の中古機は手に入らなくなる。

「低貸しを採用したことが業界の弱体化につながった。4パチ、20スロの強化しかないのだが妙案を持ち合わせていない」(メーカー関係者)

妙案はないと言うが、もし、あの時、業界が低貸しに舵を切っていなかったら、業界はどうなっていたか?

ここはメーカーの力を借りるしかないが、1円と同等に4円で遊べる高ベース機を投入して4パチの客離れを抑えにかかっていたかも知れない。

たらればの話にあるが、その当時は等価で爆裂機を業界が追及していた時代、よもや10数年後の今を予想できた業界人は誰一人いなかった。

そんな時代に高ベース機を作っても、粗利が下がる機械はホールには見向きもされなかった。

でも、現在と当時の状況は雲泥の差になった。1円並みに遊べる高ベース機で4パチを復活させるしかないのではないか。

ベースが高くて打っても、打っても、なかなか玉が減らなければ4円でも遊んでもらえる。そんな遊技機をセブン機以外で、一発機とは違って遊技性のあるパチンコ台を出してもらいたい。

超高ベースで遊べる4パチの復活が業界のV字回復にかかっている。






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