放送作家の頭脳を遊技機開発に取り込む?

2021.05.25 / コラム
放送作家の仕事とは、テレビ・ラジオ番組の台本を書くことだ。

わずか数分のラジオ番組から、シリーズものの旅番組など、手がける分野は幅広い。一般には、ひとつの番組に複数の放送作家がついていて、企画の考案からリサーチ、ネタ探し、台本作りまでをそれぞれが担当する。

実力勝負、有名番組の構成作家になればそれなりの報酬が得られる。とにかく実力と面白さが要求される。

また、放送作家はクリエイティブな職種であるため、勤務時間という概念があまりない。

朝9時から夕方5時まで仕事をする、というわけではなくて、自分が起きている間は常にテレビを見たり、街を歩いたり、人と話をしたりして、企画を考えている人が多い。

人気放送作家の 一人が鈴木おさむだ。空前のお笑いブームの立役者の一人として知られる。これまで担当した「SMAP×SMAP」や「めちゃ×2イケてるッ!」などのお笑い番組はいずれも大人気となった。

その発想は、既存の枠にとらわれず、常に新しく、世間をリードしており、 テレビ・ラジオをはじめ、舞台や映画の脚本・演出、作詞、小説などで、才能をいかんなく発揮している。

女性お笑いトリオ「森三中」の大島美幸と交際0日で結婚したぶっ飛びぶりは、世間を大いに驚かせた。既存の枠にとらわれない発想は、私生活でも実践されている、と言える。

と放送作家についてちょっと前振りしたところで、ここからが本題だ。

「バラエティー番組の企画コーナーを担当しているフリーの放送作家が遊技機メーカーとコンサル契約を結んだようですね」と話すのは在京キー局の関係者だ。

放送作家は100のアイデアを出して、1個が採用されるような厳しい世界だが、人気放送作家ともなると頭の構造からして全く違う、というわけだ。

さらに最近の視聴率は1分単位で測るのでどのコーナーが支持されたかまでシビアに分かる。

遊技機メーカーと言えば、いかに連チャンさせるかに腐心してきたが、それ以外のパチンコの楽しさをプラスさせるとなると、こうした人気放送作家の頭脳を遊技機の企画に取り入れて行くことも必要になったのだろう。

これまでにない発想の遊技機が登場したら、それがそうなのかも知れない。





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