21世紀会決議改定の背景と、ホールが留意すべき点(上)

2021.05.10 / 組合・行政

5月7日、パチンコ・パチスロ産業21世紀会(以下、21世紀会)は昨年5月20日に決議した旧規則機の取り扱いについて内容の一部を改訂した。改正内容については既報の通りであるが、本稿ではその背景と留意点に...

5月7日、パチンコ・パチスロ産業21世紀会(以下、21世紀会)は昨年5月20日に決議した旧規則機の取り扱いについて内容の一部を改訂した。改正内容については既報の通りであるが、本稿ではその背景と留意点について言及したい。

 

 

■ 21世紀会決議改定の背景

21世紀会が代表名で会員団体に発出した文書を見れば、改定の理由について以下のように述べている。

ホール営業所にあっては、昨年来、コロナ禍の厳しい経営環境が続いており、また、昨今のコロナ第4波といわれる変異株による感染拡大に伴い、先月23日には3回目となる緊急事態宣言が1都3県に発令され、今後一層、厳しい営業を強いられることが危惧されます。

21世紀会決議改定の背景の1つは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による、ホール経営環境の悪化だ。全日遊連の加盟店舗数は2020年の1年間で約600店舗減少し、今後も閉店・廃業の流れは下げ止まる気配を見せない。この店舗数の加速度的な減少の理由の1つとして、21世紀会決議が定めた旧規則機の撤去ルールがあり、本来であれば設置期限が1年間延長されているもの、21世紀会に誓約書を提出したホールは、それよりも短い期限で撤去をしなければならなかった。

今回の改定により、特にAタイプや甘デジの設置期限が伸びたことにより、ホールは当面の危機を回避したことになる。あくまで緊急避難的な要素もある改定であるが、それでもホール営業者にとっては、歓迎される改定であったろう。

21世紀会文書には書かれていない、もう1点の背景についてもあえて書きたい。

それは、新規則機の供給力の低下である。この傾向はパチスロ機に顕著で、従前の21世紀会決議によって撤去を余儀なくされるパチスロ機の台数と供給台数が明らかに不釣り合いだった。

その理由としては、メーカーの生産能力の問題や世界的な半導体不足の問題が数えられるが、一時的なベニヤ対応や島閉鎖を真剣に検討していたホール営業者にとって、今回の改定により新規則機の供給体制が整うのを待つ期間が生まれたことは有利に働くだろう。

まして有利区間のゲーム数が緩和されたパチスロ機の保通協等への型式申請が5月20日から始まる。現行6号機よりもゲーム性に優れたパチスロ機の登場を待って旧規則機との入替を行えるのは、現行6号機の営業成績が振るわない状況で、今よりも状況が上向く可能性があることはほぼ間違いない。

コロナ禍と遊技機の供給力不足。

この2つが、今回の21世紀会決議改定の背景である。

ただ一方で、設置期限の「後倒し」には、諸刃の剣の危機も孕んでいる。21世紀会が、国家公安委員会規則が定めた「1年間延長」の期限よりも、前倒した期限で旧規則機の撤去をルール化した背景には、遊技機の適正な排出を促すという理由があった。過去に大規模な一斉撤去が行われた際の「野積み」対策を念頭においたものだ。

今回の21世紀会決議の改定が、結局は年末年始の一斉撤去の呼び水となり、遊技機の適正な排出が阻害されるような状況に陥るならば、それは元の木阿弥。全国のホール営業者にはその点に関する注意を促したい。

以下、(下)に続く。

 

 

21世紀会, 決議改定, コロナ第4波, 緊急事態宣言, Aタイプ, 甘デジ
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