21世紀会決議内容(5月20日)の一部改正を承認/パチンコ・パチスロ産業21世紀会 ※一部機種名を追記

2021.05.07 / 組合・行政

5月7日、パチンコ・パチスロ産業21世紀会(以下略.21世紀会、阿部恭久代表)は「21世紀会(5月20日)決議内容」の一部改定についてと題するお知らせ文書を会員団体に発信した。

文書では「パチンコ・パチスロ産業21世紀会(5 月20 日)決議内容に基づき、本年11月30日までに旧規則機の撤去を完遂するため、業界を挙げて各種取組を行ってきたところであるが、ホール営業所にあっては、コロナ禍の厳しい経営環境が続いている。また、昨今のコロナ第4波といわれる変異株による感染拡大に伴い、先月23 日には3回目となる緊急事態宣言が、1都3府県に発令され本日中には期間の延長および対象地域の拡大が予定されており、今後一層、厳しい営業を強いられることが危慢される」とし、「全日遊連、日遊協、日工組、日電協、全商協、回胴遊商の6団体では、行政当局に対し、こうした状況を説明し、21世紀会決議の改定について相談し、行政当局のご理解を得ることができた」と説明。その上で、「5月7日開催のパチンコ・パチスロ産業21世紀会において協議の結果、別紙1〜3のとおり21世紀会決議を改定することが承認された」と伝えている。

<別紙1>

[改定]

パチンコ・パチス口産業21世紀会(5月20日)決議内容
◎は改正項目
2020年5月の規則改正の施行日以降2020年12月31日までに当初(規則改正前)検定切れ、認定切れとなることとなっていた遊技機の取扱いは 以下のとおりとする。
●高射幸性回胴式遊技機については、それぞれ当初の検定切れ、認定切れの日付までに撤去するものとする。
◎ぱちんこ遊技機の羽根モノ、ちょいパチ、甘デジ(TS 100未満)及び 回胴式遊技機のノーマルAタイプは、当初の検定切れ、認定切れの日付から1年以内に頂次撤去を行う。
●上記以外の遊技機については、2020年12月31日までに撤去することとし、2020年5月20日時点の当該遊技機設置台数の15%を目途に毎月撤去を行う。 

当初2021年1月1日以降に検定切れ、認定切れとなることとなっていた遊技機の取扱いは以下のとおりとする。 
●高射幸性回胴式遊技機については、それぞれ当初の検定切れ、認定切れの日付までに撤去するものとする。
◎上記以外の遊技機については、当初の検定切れ、認定切れの日付から1年以内に撤去することとし、「新目標 新規則機設置比率(PC/PS合算)」を目途に毎月撤去を行う。

【新目標 新規則機設置比率(PC/PS合算)】

2021年5月末「65%」、6月末「70%」、7月末「75%」、 9月末「80%」、 10月末「85%」、11月末「90%」、12月末「95%」、 2022年1月末「100%」 
これらの遊技機の計画的な撤去を推進するために、新旧遊技機設置比率明細書を遊技機入替の都度担当所轄警察署へ提出することとする。

<別紙2>

 

 

<別紙3>


※追記部分

上記発表を受けて、PiDEA編集部では具体的に一部の機種ではあるが、どの機種がどれくらいの延長となったかを調査した。いずれも東京都の検定日、認定日を基準として計算している。

 

●当初2020年12月31日までに検定or認定切れだった機械の撤去期限
高射幸機
旧)元の検定or認定切れで撤去
新)元の検定or認定切れで撤去
→変化なし

●ぱちんこの羽根モノ・ちょいぱち・甘デジ(TS 1/100未満)とパチスロのノーマルタイプ
旧)元の検定or認定切れから+210日以内に撤去
新)元の検定or認定切れから+1年以内に撤去
→最大で約5ヶ月撤去期限が延長

⭐︎「ジャグラー」シリーズなど、設置台数が多く影響が大きい機種
ニューキングハナハナ:2021年​2月28日→2021年​7月27日
ゴーゴージャグラー:2021年​10月1日→2021年​12月21日
ニューパルサーデラックス:2021年​5月18日→2021年10月19日
ゴーゴージャグラー2:2021年6月10日→2021年11月12日
マイジャグラーIV:2021年10月1日→2021年12月17日
※オリンピック開催を前提とした場合

2015年2月以降に検定を通過した5号機:2021年11月30日→2022年1月31日
(例)マイジャグⅢ、ハナハナ鳳凰、ハナビ(初期パネル以外)、リノなど


●当初2021年1月1日以降に検定or認定切れだった機械の撤去期限
高射幸機
旧)元の検定or認定切れで撤去
新)元の検定or認定切れで撤去
→変化なし

●高射幸機以外
旧)2021年11月30日まで
新)元の検定or認定切れから+1年以内に撤去(最大でも2022年の1月31日まで)
→最大で約2ヶ月撤去期限が延長
(例)番長3、聖闘士星矢海王覚醒、まど2、沖ドキ!トロピカル、マジハロ5、ギアスR2、北斗修羅、ギルクラ、政宗2、閃乱カグラ、エウレカAO、バーサス、A偽物語、ディスクアップ、

※東京都の検定通過日を参考
※すべて認定を取得している場合

PiDEAでは上記以外も追って調査・報告をしていく予定。

21世紀会決議, 一部改定