前々回は≪1.コト視点のコーナー作り≫について、前回は≪2.台が分かるを実現する≫について書きました。
興味関心を高め、そこから台の特徴を知ることで「打ってみよう!」という購買心理の流れをサポートするものになります。
パチンコやスロットという商売は、ヘビーユーザーのお客様だけを相手にするだけでは商売のボリュームとして足りないので、ライトユーザーの方々を離反させないことと、新規ユーザーを常に獲得していく土台は必須になります。
参加人口減が長らく続いていますが、「仕方ないね」と諦めるのか、ファン増を目指して挑戦するかは、皆様の取組みが自店稼働に関係するものになります。
常連様、ライトユーザー、ビギナー・・・という、全てのお客様をケアしてファンを増やしていくには、プロモーションでの訴求も欠かせませんが、今後は過去は出来たが現在はあまり出来ていない『スタッフ力』の中でも、≪3.接客スタッフ⇒営業スタッフ≫としての活動がとても重要になります。
≪3.接客スタッフ⇒営業スタッフ≫としての目的は、「スタッフが自分の好みを探すサポートをしてくれる」というもので、“台とお客様のつながり”を作る役割の強化になります。
お客様は好みの機種が探せず、好きな機種が無くなることで離反します。
新規顧客に関しては、繰り返し遊びたくなる機種と出会えなければファンになりません。
とにかくお店で取組めることはフル活用する必要があり、その中でも効率は悪いが成果は販促物よりも圧倒的に高い、スタッフがお客様の好みの機種探しをサポートする力の育成になります。
台とお客様をつなげるからこそ、売上を上げていく力のあるスタッフなので営業スタッフと言っています。
お店での遊技環境を整える接客スタッフから、これまで「スタッフはパチンコやスロットを打たないから機種の説明はできない」と、営業スタッフ化をしなくても営業が成り立っていたかもしれませんが、自店のファンを減らさない、自店のファンを増やすことに挑戦するならば、新しい営業スタイルとしての育成が欠かせなくなります。
そこで、営業スタッフ化の教育ですが、もう何年も前からホール様と実施してきているのが、前回≪2.台が分かるを実現する≫でお伝えした大当りフローを活用したスタッフ教育になります。
毎日、朝終礼時に新台や人気の機種など、大当りフローを活用して繰り返し教育していくことで、確率帯、STや確変などの用語と意味、突入率や継続率の用語と意味が徐々に分かるようになります。
スロットに関しては、ライトユーザーの方など機種に詳しくない場合は、大当りフローの中でもシンプルな機種などをおすすめするなど、機種タイプごとに説明ポイントを準備してお客様と会話をするよう進めています。
撤去離反は他店でも起こりますが、自店で離反を起こさない為にも営業スタッフ化の活動強化をおすすめします。
【7つの『新』営業スタイル】は下記の内容です。
1.コト視点のコーナー作り
⇒自分の好みに合いそうなタイプをせる
2.台が分かるを実現する
⇒タイプが分かった後に、どうなれば勝てるのかイメージできる
3.接客スタッフ⇒営業スタッフ
⇒スタッフが自分の好みを探すサポートをしてくれる
4.ストック系機種作り
⇒新台以外にも、自分の好みの機種レパートリーが増える
5.ビギナー視点の活動強化
⇒ビギナーの友人を連れてきたときに、おすすめできるコーナーがある(ビギナーの人が楽しめる体験価値がある)
6.ライトユーザー視点の活動強化
⇒たまにしか遊ばない人でも自分に合いそうな機種がいつでも探せる
7.効率と非効率の融合
⇒多種多様なニーズや顧客層をサポートする