コロナ禍でサラリーマンの小遣いは減る一方…

2021.04.30 / コラム
新生銀行による「2020年サラリーマンのお小遣い調査」では、男性サラリーマンの昼食代を含む小遣いは3万9149円だった。

この時点ではコロナの影響を受けていない頃の調査で、外資系生保が最新の調査をしたところ、平均で7000~8000円も下がって、3万円を切りそうな状態になっている、という。

サラリーマンの小遣いは昼食代込みなので、自衛策として弁当を持っていく人も増えている。こうなると、ますますレジャーに出費する余裕はない。

で、レジャー費の支出の項目では、落ち幅が一番大きかったのがパチンコで、20~30代まではパチンコに使う人はゼロ。40代以上で1~2%だった。低貸しに行く頻度さえも下がっている。業界人が打たない状態が長らく続いているのだから致し方ない。

コロナの影響が顕著に2年目は、食品スーパーなどの生活必需品を扱う業種を除くと、ボーナスが減額になる分、年収が下がり、マイカーなども手放す家族が増えている。

1年前の今頃は、「来年はワクチン接種も進み景気も回復しているはず」と淡い期待を持っていたが、ワクチンも遅れに遅れている。

景気回復も望めないのなら、給料も当分上がらない。家計費の支出を抑える自己防衛としては、お父さんの小遣いが真っ先にターゲットにされる。

テレワークで会社へ出社しないケースでは、朝、昼、晩と家で食事するので食費が増える傾向にある。

そこで、お父さんの小遣いは1000円×出社日数制に切り替えられているケースも出始めている。レジャー費なんて到底捻出できない。

こうして、サラリーマン客が一人、また一人とホールから去って行っているのが現状でもあろう。

客の戻りが悪いパチンコ業界にあってホールの予算組は、前年比の9割ぐらいで組んでいるホールも少なくないようだが、妥当な線は8割ぐらいだろう。無理な予算計画を組むとますます客を飛ばすことにつながる。

好調な韋駄天効果で4パチを増台したが、やはりミドルは出る時は出るがそれなりに辛い機械なので、負けると打ちきれない。4円を強化した反動が4月には稼働率低下が数字で顕著に表れている。

稼働が上がらなければこんな人事も強行される。

店長歴14~15年の50代の店長2人が肩たたきにあった。

閉店も覚悟したがそうではなかった。

「今は釘の技術もさほどいらない。給料の安い部下をそのままの給料で店長に引き上げた」というのが肩たたきの真相で、ユニオンへ駆け込んだ…。その後の結果報告はまだ入っていない。





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