ハンドルネーム「養分屋境」さんが物申す。
以下本文
メッセ武蔵境は竣工2年目の新しい店舗で天井高も通路スペースも平均点以上に設けられており、何より設備が綺麗です。
対して隣のダイナムは以前改修工事は行っているものの規模自体を拡張することは物理的に不可能で、昨今の喫煙所の設置、コロナ対策については付け焼き刃感がどうしても否めません。すぐそばに比較対象店舗があるため、殊更そのチープさが目立ちます。
素人感覚ですが、新規、ライトユーザーの動線を想像するに、遊技台の選択肢が多くゆったり打てるメッセにより多くの人が流れることは自然なことだと思います。
ただこのメッセ武蔵境ですが、ここ最近唖然とするほど回らない台に遭遇するシーンが増えました。これも一打ち手の感想ですが、開店初年度と比べると壊滅的に回らなくなったと感じています。
この状況をぼかすのが、近年台頭してきた一撃数万発の払い出しをもたらす遊技台です。
データをみても万発単位の出玉を伴う初当たり1、2回がその日その台その島の実績を牽引/左右しているように見受けられ、勝てる/勝てないはそうした稀な機会に遭遇するかどうかにかかっています。
他の台は同程度もしくはそれ以上の貸玉が回収されており、昔からそうなんでしょうが、数多の辛抱強い打ち手が限られた勝者を支えているという構図がデータからも見て取れます。
ただでさえ回収性能が高い機械を並べるも平日の稼働はすこぶる悪い。そんな中、一撃が重なるのは痛い。とすれば回収単価を上げるべくスタート回数を激渋に調整し保険とみなそう。店舗的にはそんなところかな、と思います。
ちなみに実戦動画をYouTubeで公開する人が増えましたが、わずか数秒の編集シーンで数万円が消える場面も同時に増えました。おそらくはその近辺で数万分の出玉を獲得している打ち手がいることかと想像します。
メッセ武蔵境だけに限りませんが、こんなデス・バトルが毎日繰り広げられているのがコロナ禍以降特に際立つトレンドかと思います。このバトル・ロワイアルなゲームに負けた打ち手は自信を失い、それが続くとこのゲームそのものに参加することを止めるでしょう。
これもちなみに先のエントリーで「遊技をやめたのは自信がなくなったため」との調査結果に衝撃を受けたとありましたが、個人的にはその感覚に衝撃を受けました。
自信を失くした打ち手が店舗に群がり、その中で一部の打ち手がたまたま一撃の恩恵に預かる、というのが実態に近いと感じます。
打ち手側の投資(遊技)マインドの冷え込みは大規模店にも迫ってますよ、というのがたまたまこのメッセで普段打つユーザーの実感です。