「バイオクリーンズ」は地下フロアのホールこそ生きるのではないか

2021.02.01 / その他情報

先日、エムエムインターナショナルの「バイオクリーンズ」発売の記事を作成したが、今回はその効能について触れていきたい。

(関連記事:エムエムインターナショナルが発売する「バイオクリーンズ」がホールにどんなメリットをもたらすか?

バイオクリーンズは、微生物が有機物を分解する自然の力を利用して、環境に対する負荷のない消臭剤を実現している。これには自然界における微生物の役割が重要となる。

自然界には多種多様な物質があり、藻類や植物性プランクトン、植物など生産者によって合成された各種有機物は、消費者の各種動物へと移動する。排出されたガス、排泄物、残骸などはキノコやカビ、公募、各種細菌などさまざまな微生物により分解され、植物へと還元される。

微生物による分解過程で、窒素成分のタンパク質や尿素、各種アミノ酸、炭素成分のデンプンや脂肪、各種炭水化物は多数の非生物の代謝を経て、最終的に水、硝酸塩、酸素ガス、二酸化炭素ガス、窒素ガスに変換される。

生活排水や生ゴミの悪臭の主成分には、メチルカプタン(腐った玉ねぎのようなニオイ)、アンモニア(し尿のようなニオイ)、硫化水素(腐った卵のようなニオイ)、トリメチルアミン(腐った魚のようなニオイ)などが含まれている。特に、毒性が強く悪臭の原因となる硫化水素を分解してから流すことで、店舗だけではなく都市の環境がより清潔に、快適になっていくのである。

排水口などに流されたバイオクリーンズは、排水のアルカリ/酸性に左右されず、幅広いPH環境で生き抜くことができる。また、1gあたり100万個以上という高い菌数であることもあり、効果が持続しやすい特性を備えている。

 

悪臭を発生させないためには定期的な清掃が必要だが、業者に依頼しなくてはならない

 

特にビルの地下フロアなどにあるパチンコホールのトイレでは、下水道管より低い位置にあるため自然排水をすることができない。このため、ビルピットと呼ばれる排水槽に一時的に貯留を行い、ポンプなどで汲み上げ下水管へと移されていく。しかし、排水槽は定期的な清掃を行うことで悪臭の拡散を予防できるが、それを怠ることで悪臭へとつながっていく。排水管だけではなく、こうした排水槽の問題についても、バイオクリーンズは効果を発揮する。

実際に、ある商業施設では、都が適正値とする硫化水素濃度10ppmを大幅に超えていたが、バイオクリーンズを試験的に導入することによって数値は下回り悪臭も改善された事例もある。

手軽な作業だからこそバイオクリーンズなら、負担なく継続することができるのである。

エムエムインターナショナル, バイオクリーンズ