ライトユーザー向けコーナー作り

2021.03.27 / コラム
前回、前々回と『ビギナー向けのコーナー作り』について書きました。

今回はライトユーザー向けのコーナー作りについてで、この取組みは実際にクライアント様で実施しているものも多数あります。

ライトユーザーのお客様から問題として、「機種が分からない」というものがあります。
これは、「好みの機種が探せない」「見つからない」「見つけられない」状況です。

ホールのデータ分析で、何が人気があるのかは分かるが、お客様が本当に楽しみで遊技しているかは100%把握できません。

ストック系機種の、長く使えている機種に関しては、その機種を好きで打っているお客様が多いのは事実ですが、それ以外の少台数やバラエティの機種に関してはイン玉やイン枚の推移だけで、お客様の心は把握できません。(もちろん、稼働が継続しているので仮説は立てられます)

ライトユーザーと言っても、来店回数が少なければライトユーザーとはならず、逆に毎日来店していても同じ機種しか打たないヘビーユーザーのお客様は、情報に関してはライトユーザーと言えるかもしれません。

ファンが減少し続けているというのは、人口動態や代替商品の台頭という背景はありますが、ヘビーユーザーやライトユーザーが離反減少していて、ビギナーの新規参加が少ないという状態です。

どちらのユーザーでも、機種が探せない状況は好ましくないので、課題としては『好みの機種が探せる』状態のお店作りが、ライトユーザー向けのコーナー作りになります。

これが出来ると、バラエティーコーナーの機種が復活するというメリットもあります。

ライトユーザーのお客様の定義として、来店回数が月に2~3回くらいとしてこれまでの施策を実施しています。
年齢層も様々ですが、主に40台以上のサラリーマン層の方をイメージして取組んだ結果、ライトユーザー向けのコーナーにサラリーマン層がついている結果を生み出しています。

何度か書いていますが『短時間でも楽しめる』コーナーは、ライトユーザー向けの訴求ですが、結果的には他のユーザーの方にも効果がありました。

夜から来店だけでなく、昼間でも短時間遊技の方が遊技している傾向もあります。

また、普通は『甘デジ』『遊パチ』という表現でコーナーを作っていますが、『当たりやすい』という訴求に変えて、ライトユーザーの方も興味が湧くコーナー作りに変えています。

スロットは訴求していないと何が何だか分からないので、『分ける』ことから、『分かる』、そして『詳しくなくても打てる』という流れの訴求になります。

ライトユーザー向けの取組みは、上記以外にも多岐に渡りますが、まずは自店のライトおユーザーに該当する方々の顧客層を把握して、そのお客様に合うコーナー作りを考えて実施することが有効です。

私たちの商売は、『投資金額と投資時間』に対しての期待値が鍵になります。

出玉期待値が高ければファンが増えるわけではなく、お客様にとって適切なものが楽しめるレパートリーになります。
出玉期待値が高いものばかりであれば、全てミドルや4円と20円スロットで良いことになってしまうので、何を嗜好するかのユーザー比率に応じて、適切な『分かる』コーナー作りをしていくことが大切です。










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