新しく何かを始めるときは、常にビギナーからのスタートです。
ビギナーの時に楽しい体験が出来ると、そこから徐々に詳しくなり上達していきます。
先日、友達に連れられてスロットをやったという19歳の若者と話をする機会がありました。
パチンコやスロットは、誰かに連れられてユーザーになるケースがとても多いのですが、その若者は・・・「もう2度と行かないと思います」とのことでした。
話を聞けば、友達に5スロを勧められ、自分の知っているコンテンツのReゼロを遊技したようです。
当りは引けたようですが、何がどうなっているのか分からず、結局は全部のまれて終わり。「何が楽しいのか分からない」ということで、2度と行かないという結論だったようです。
私はパチンコ業界に入った30年前は、いろんなハネモノが設置されていて、低投資で当り体験ができ、どうなれば玉が増えていくのか分かるので、そこを目指してアツくなれました。
その後は、低投資で一発逆転の一発台なども、どうなれば当たって、どれくらい出るのか(打ち止め)明確なので、好みの一発台にもアツくなれました。
今は機種も変化しているので、ハネモノや一発台のようなもので無くても良いのですが、ビギナーが楽しめる入口となる機種をある程度準備しておかないと、ユーザーを増やすことは難しいのではと感じています。
低貸のパチンコとスロットが入口で良いのですが、その中でもビギナーのお客様が楽しめる可能性のある機種を集めてコーナー作りをしておくことに、そろそろチャレンジしたほうが良いと思います。
おそらく、そのようなコーナーを作ってもビギナーのお客様だけで稼働は伸ばせないので、一般のライトユーザーの方々にも打って頂けるような訴求は必要です。
何事も、【0⇒1】を生み出すときはチャレンジから始まります。
過去の支持を得てきたものは、はじめは【0】だったものにチャレンジして【1】にしてきたものばかりです。
今は新規則機への移行があるのでそちらに注力するタイミングですが、新規則機への移行が落ち着いてきたら、自店ではビギナーのお客様も楽しめるという取組みにチャレンジしてほしいです。
パチンコは甘デジからのスタートで良いのですが、スロットは6号機の『ハイハイシオサイ・ピラミッドアイ・スーパーハナハナ』など、初当りの合成確率が甘めの機種が分かりやすくていいと思います。
実際に、ハイハイシオサイとピラミッドアイを併設しているお店では、ライトユーザーの方も今での遊技して下さるとのことでした。(もちろん高稼働ではありませんが)
この機種の場合は、20スロでもビギナーの方が楽しめるチャンスがありますが、低貸しで当り体験をしてもらうのがスタートだと思います。
ファンが減少していることに危機感はありますが、それは射幸性の低下による影響ばかりではありません。
そもそも、ビギナーがお店に入ってもまったく分からない状態というのも問題です。
何か一つのことをやればファンが増えるのではなく、複数の可能性があるものに挑戦して改善していくことが本格的に求められていると思います。
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