N党・立花孝志 パチンコ党をつくる

2021.03.12 / その他情報

Twitterの発言はひょんなきっかけがあった

NHK受信料を支払わない方法を教える党党首・立花孝志氏はTwitterで以下のような発言をした。
曰く「パチンコ党をつくってパチプロの能力を政治で使う」と。

すでにYouTuberにも直接接触を始めている。
党結成の目的は何なのか、本人に直接聞いてみた。

 

政治とパチンコが無関係だと思っている人が多いのかな。
パチンコ業界は本来政治が決めないといけないことを警察がやっているんです


PiDEA編集部(以下略編) 先日のツイートを拝見しまして、パチンコ党とは何なのか、パチプロの能力を政治で使いたいとはどういうことなのか、立花さんのビジョンをお聞きしたいです。

立花孝志(以下略立) 僕自身がパチプロで稼いだお金で政治家になり、公党の代表になったので、同じくパチプロの能力は高く評価しているんです。正しい分析をして、正しい立ち回りをして、直ちに答えや結果がでなくても目先の結果にはこだわらず、期待値に基づいて実行する。
政治では特にこれが必要で、有権者に理解されない政策であっても、自分が正しいと思うことを長期的に続けることに意味があります。そういう意味ではパチプロが日頃やっていることと政治に求められていることというのは、非常にリンクしています。

編 何かきっかけがあってこの構想を思いついたのですか。

立 政治家になる前から構想は持っていたので、思いつきというわけではないのですが、最近きっかけがあったといえば、2カ月くらい前、ゴルフ帰りに渋滞していたので時間つぶしにパチンコ屋さんに行ったら、「ダイナマイトキング」があったんです。僕、「ダイナマイトキング」では相当儲けたし、好きだったんでちょっと打とうかと。
打ってみたら出玉スピードが「これ、すごくない?」と思いました。それが面白いということで、しばらく通うようになったんです。

そんな中、YouTubeで調べものをしていたら、パチプロのわーさんという人がいた。YouTuberとして登録者が10万人を超えている。
すごいな、まだ現役のパチプロがいるんだ。ということで、関心をもつようになって、僕も最新のパチンコの情報を欲しいと思ったのでわーさんという人に対談を申し込んだところ快諾いただいたんですよ。わーさんは30歳くらいのイケメンなので、パチンコできる能力があるなら政治家もいけるよねと。

編 そういうものなんでしょうか(笑)。

立 僕は、パチプロは「馬鹿はできない賢はしない」っていうのをずっと思っていたんです。馬鹿にはできないことですが、一方で、本当に賢い人はパチプロはしないという意味です。もっと儲けるとか社会の役に立てる方法があるので。
で、そのわーさんという人の立ち回りを見ていて、この人は賢いからいろんなことができるんだろうなと。それだったらパチンコを前面に押し出して政治の世界で訴えれば、全然当選できるんじゃないかなと思ったんです。

6月の尼崎市議会議員選挙で立候補者が出る可能性が高い

編 当然、N党とはまた別の動きですよね。

立 僕はNHK党以外にホリエモン新党であったりとか、ゴルフ党とか、いろんな政治団体を立ち上げているんですね。政治というのは多くの人に支持されなきゃいけないと思われがちですけど、全然そうじゃなくて、ごく一部の人に支持されると当選するものなんです。
だから政策にももちろんよるんですけど、パチンコの一点集中でも十分当選できるもんだと昔から思っています。

NHKについては、今弁護士法批判というところで追及していて、NHKを潰せるだけの種まきというか準備段階もできているので、新しい政治家を育てて別のことにも挑戦していく。
特に政治に関心のない世代にも政治に関心をもっていただきたい。だから最近だと、スーパークレイジーくんなんかもよくアドバイスをしているので、本当に新しいスタイルで政治に関心を持ってもらった人に集まってほしいというものの1つがパチンコ党なのです。

編 パチンコユーザーは政治にあまり関心を持っていない人が多いというお考えでしょうか。

立 別にパチンコをしているから政治に関心がないということはないでしょうけど、政治とパチンコが無関係だと思っている人が多いっていうのが正しいのかな。
パチンコ業界というのは、本来は政治が決めないといけないことを警察がやっているんですよ。今の警察のように、1つの行政機関でルールをつくっておいて、それを違反したら規制するマッチポンプみたいなことがそもそもおかしいんです。

そういうパチンコをする人が政治に関心が薄いというのは傾向としてあるとは思うけど、それよりもパチンコと政治っていうのは本来つながっていないといけないのに、それがつながっていないことが、業界で働く従業員の方々、そのご家族の方々が相当不安を感じている部分だと思うんですよね。だからエンドユーザーもそうですけど、業界の関係者の方にももっともっとブラックでもグレーでもない娯楽産業として定着してほしいなというのは、ずっと昔から考えていることです。僕自身がパチンコを面白いなと思いますし、政治家をやめた老後はゆっくりパチンコをやって過ごしたいというのがあるので。
パチンコは日本の文化・伝統として残さなければならないですよね。

編 パチンコ業界についてそう感じていらっしゃるんですね。

立 本音と建前があまりにも出鱈目というんですかね。
常に規制をしましたというのは発表するわけですよね。時速何発以上でないとか。

最初のP機って絶対打ちたくないようなスペックが公表されて、ホールが釘曲げもできない機械を作ると言っていたと思うんですけど、結局じゃあパチンコの現場に出たら、僕なんかはプロですから分かるわけですよね。釘がどういう風になっているかは。
何よりも出玉速度が今までの最高のスピードだと思うんですよ。これまでのすべてのパチンコ機を凌駕する出玉速度が、これが認められている矛盾がね、いったいどんな検査をしたらこれを認可するのかと。

明らかに2年前に目標としていた基準とは違うものが市場に出ていることについては、これはちょっと正直なところなぜそんなことになっているのか知りたいですし、それはおそらく規制している警察側の独自の問題があるのでしょうから、そこを警察ではなくて国民に選ばれた政治の世界で、適正なものをつくり出していくと。

編 そのようなことをパチンコ党で行うと。党を立ち上げるにあたって、どういったものが必要になるでしょうか。

立 政治団体の立ち上げにお金はかからないので、それをつくってわーさんに出てもらうのか、それともわーさんのチャンネルで募集するのか。直近で言うと6月に尼崎の市議会議員選挙があるので、そこで出たら面白いかなと。

編 勝算はおありですか。

立 尼崎の市議会議員は定数42人で2000票あれば当選なんです。38万人の有権者がいて、2000票だから190人に1人が入れてくれたら当選です。得票率0.53%くらいでいけるんちゃうかな。
そういう数字もパチプロだとすぐにピンと来るんですよ。それくらい地方の選挙って当選できるんですよね。それに尼崎というのは、競艇があって元々公営ギャンブルが盛んな場所なので、パチンコ党で出たら十分当選があると僕は思っているんですけどね。

編 わーさんと会うのは(取材時点では)これからで、ご本人の意向はまだ分からないですよね。

立 もし本人が出なくても彼の発信力があれば。

選挙ってお金かからないんですよ。供託金30万円ですが、ほぼ返ってきますから、それくらいなら僕が貸してあげればいいだけなんで。だからね、そんなに「選挙イコール資金」が必要というのは間違いで、多分尼崎の選挙に出るのに、一番安い方法でいっても5万円もあればできる。

YouTubeやネットを使って運動すればお金自体かからないんですよね。


「やっぱりパチスロ4号機復活」尼崎を特区にする構想

編 その党ができた場合は、立花さんが党首ですか?

立 責任の所在が分からないので、僕がやった方がいいでしょう。ホリエモン新党も僕が代表ですし、ゴルフ党は僕は副代表ですけど、今も政治団体いっぱい持っているので。
僕の性格からすると言った以上はすぐ動きますから、今のスピードでいえば6月の尼崎の市議会選挙にパチンコ党の公認候補が出る可能性が極めて高いですね。

編 気が早いんですけど、公約というか。

立 いやだからやっぱり尼崎となれば、パチスロ4号機復活ですよね。できるかどうかは別にしても、そういうのってバシっと出した方がいいと思うんですよね。4号機って素晴らしいもんだと思うんですよ。
尼崎という町で、4号機を特区ということで認めて貰えば、観光もホテルも全部潤うわけですよね。

だから、「よきパチンコ・パチスロの復活」というのを公約としては第一に掲げたい。

編 堺市の市長選の時から一貫して発言されていますね。

立 それとやっぱり単価の方なんですよ。メダル1枚20円とか、パチンコ1個4円とか、それ以上のものをつくればいいと思っているんですよ。
もちろん収入に応じてです。1日10万円、20万円負けても気にならない人も世の中には大勢いるわけですよ。

一方で、生活保護をもらっている方とか収入が低い方には今まで通り、1円とか5円とか。収入に応じた貸し玉を法定化して、現金じゃなくクレジットカードを使ってやる。

編 カジノっぽいというか、その代わり公営ということが条件になるということを以前、お話しされていたような。

立 ちゃんと明確なルールをつけて、そこに対してしっかりと納税をしてもらえばいいと思うんですよね。

だからこれだけの売り上げがあって、しっかりと納税をするシステムさえあれば、別に公営化しなくてもいいかもしれないし、別に公営化するんだったら公営化してしまって、そこで働いている職員は何々市の職員というようなことにすればいい。

まぁやっぱパチンコってこれだけ長く日本の文化・伝統に貢献してきた産業ですからね、それをいつまでこのようなグレーな状態で続けるのか。いくらでも改正案というか、綺麗にしていく方法はあるので、それをパチンコ党として、1つひとつ公約を掲げていって、じっくりとパチプロらしく5年、10年、20年かけてやっていけば変わるんじゃないかなと思っているんですよね。

 

 

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