[特別インタビュー]P国をぶっ壊す! 元パチプロ参議院議員が語るパチンコ業界改革

2019.08.30 / 組合・行政

 

参院選を見事勝ち取り、日本に9つしかない公党の代表となった立花孝志氏。元パチプロであり、堺市市長選では「4号機復活」発言をし、世間の耳目を集めた。令和きっての戦略家、立花孝志氏から見たパチンコ業界はどう映っているのか。本誌編集部が直撃インタビューをした。(取材日:2019年8月6日)

 

PiDEA編集部(以下略編)立花孝志さんは元パチプロとのことですが、いつから遊技されていたんですか。

立花孝志(以下略立) もうパチンコに関しては、僕が16歳からなので。35年前でフィーバーが出た頃だったかな。「ゼロタイガー」とか「キングスター」とかその頃から。もう最初から「こんなんパチンコ勝てるじゃん」と思いましたね。

編 業界が元気があった頃ですね。

立 2000年くらいから落ちてきたのは、たぶんCR機の影響なのかな。

編 そうです。CR機の反動みたいなもので。

立 まずね、パチンコ業界っていうのは常に規制と緩和の繰り返しなんですよ。警察が規制をしますということを公にする。でもそうすると売り上げが落ちるから、結局また警察が今度は発表せずに緩める。もうずっとその繰り返し。警察がパチンコ業界に天下っているから以外にないんですけどね。

編 今回インタビューをお願いしたいと思ったのは、今年6月の堺市市長選の時に立花さんが……、

 

 

立 あぁ、4号機(復活発言)か。

編 はい。あの真意と、もし当選された暁にはどういうプランで復活を考えられていなのかをお聞きしたくて。

立 分かりました。まぁ4号機はね、僕はどちらかというとパチスロよりパチンコ派なんだけど、「ミリオンゴッド」や「スーパービンゴ」は1日100万円くらい出ることもあったりして、仕事したくなくなるくらい楽しかったんですよ。だからそれを特区として、堺市だけとか、どこどこの地域だけはそれを認めるということにすれば、全国から4号機が打ちたい人たちが集まってきて地域の活性化に間違いなくつながるだろうと。

 所得の多寡によって免許というか、遊技資格を確定をさせて管理すればあんなに面白いものはないと思うので、コイン1枚20円だけではなく、100円にすることも法改正によっては可能だと思います。クレジットカードのステータスのように、ブラックカードの人はレートが100円までとか、ゴールドカードの人は20円、普通の一般のカードだったら1枚5円とかね。というのを1つの方法でとして考えていました。年収を証明して前年度の源泉徴収額がいくら以上だったらみたいな。もちろん一定額以下の人は遊技できないというようにするけど、外国の方はOK。

 これはもう一般の今のパチンコ店もそうですけど、そもそもパチンコをプレーするその人に免許を与えればいいと思っているんですよ。パチンコをするための免許。運転免許みたいにね。誰もがパチンコ店に入れるようになっているからおかしくなるわけです。今は勝手に店側が1円パチンコとか5円パチスロをやっていますけど、そこをあなたは単価いくら、あなたはダメみたいな、そういう免許を与えるようにすれば、別に昔のままの20円の4号機スペックでも、何も問題はないと。簡単に言えば僕みたいな年収が何千万円もある人間が、1日100万円負けたところで痛くもかゆくもないわけですよ。アメリカのラスベガスもそうだと聞くんですけど、その人の収入に応じたギャンブルというかゲームを提供すべきだと思うんですよね。

 

 

編 パチンコをカジノに寄せていくイメージですか。

立 パチンコってそもそもギャンブルではなくゲームなので、上手い人が儲かるようになっているから面白いと思うんですよ。釘を見たり、設定を読んだりするから、パチンコ・パチスロってこれだけ愛されているわけで、ルーレットとかバカラみたいな、間違いなく運だけだと面白くないわけですよ。あんな運しかないでしょ。

 パチンコの魅力はゲーム性かギャンブル性かコミュニティー性の3つだと思うんですけど。これからの日本っていうのは貧富の差が激しくなっているわけですよね。金持ちの人たちが合法的にカジノをしようとすると、仁川とか外国に行かなきゃいけないわけですよ。だから、それはもったいないでしょと。

編 日本に落としてくれれば。

立 そうそう。「堺に行けば4号機が打てるんだ」となって車で行けるんですよ。説明しなくても4号機って言えばみんな知っているわけじゃないですか。ただ、特区でやるのなら、所得に応じて制限をかけて、しっかりと管理をした上で公営にすること。売上がちゃんと自治体に入るようになれば、街は絶対潤うわけですから、これはぜひ過疎化している自治体は特区を設けて、パチスロを合法にする。堺市市長選の時は本気で思っていましたけどね。だって堺の街を活性化させろとなったらそれが一番早いわけですからね。

編 立花孝志さんなりの堺市の活性化だったんですね。

立 いろんな雇用も生まれるし、やりたい人がいるわけじゃないですか。人間っていうのはクソまじめに働くためだけに生まれてきているわけじゃなくて、仕事で儲けたらパチンコ・パチスロで使いたいという欲求があるんです。競馬や競輪がない国だったら別ですけど、なぜパチンコだけは法律に当てはめて合法化しないのかと、ずっと思っていますけどね。

 パチンコ特区になれば4号機だけじゃなくて、それこそ「アレジン」とか「エキサイト」とか「ダイナマイト」とか、規制によってなくなってしまった面白い名機をもう一度当時の確率でリニューアルできるんですよ。

編 それは非常に面白い構想ですね。

立 だってパチンコは産業として輸出できると思っていますから。日本のアニメとかサブカルチャーと一緒で、パチンコも日本の輸出産業としてすごいものになると思っているけど、あまりにも我々国会議員の中でパチンコを知っている人が少なすぎるというのはあるでしょう。それは間違いない。

 それなのに、警察が天下りで………

 

 

この続きは9月17日(火)発行のPiDEA157号誌面にて。

インタビュー, 立花孝志
アタッキングバード4年以上

この続きではおだちさんのことについても聞いているのでしょうか。勝者と敗者という構図になりますが同じ参院選を戦った者同士、業界の動き、おだちさんの属性、人格、知識など、立花貴志さんがどのように見るかが気になります。とりあえず続きが読みたい。

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クレティ4年以上

同感ですな。
県境など問題ありますが、県独自に規制を作ればいいですよ。
規制緩和して、税金を県の活性化に使えば、パチンコの税金は、凄いですから、いろんな事に活用できますよ。
ルール作りを変えてもらいたいですなあ

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つよぽん4年以上

この方すごいですね。パチンコ業界も、なんとかしてもらいたくなります。

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sai4年以上

立花氏は一見とんでもない人のように思われがちですけど、これだけ発信力のある方はいないので、業界としてはこういう方に味方についていただき変革していってもらいたいです。ここで書いちゃっていいのかはありますが(書いちゃいますが)、正直言って今の全日遊連にはまったくもって期待がもたないので、この業界一丸で立花氏を応援して、立花氏にはパチンコ業界をよくしていただくためのロビー活動をしていただきたいです。

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taka4年以上

157号楽しみにしてます。

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