2021年11月30日で全ての旧規則機が撤去されます。
新規則機への移行進捗率はお店によって異なりますが、4月からの8か月間で残りの旧規則機を『どんな機種へ?』移行していくのか、それぞれのお店が悩みどころです。
先日ホール様と、今年から始まる新規則機の認定について意見交換をしました。
新規則機へ全ての台を移行するにあたり、こちらの法人様は1台当りの入替平均単価が30万円なので、中古の導入台数の方が多くなります。
更に、既に導入した新規則機はPもSも設置台数に含んでの入替平均単価なので、新規則機から新規則機への入替は極力避けたい状況です。
その状況で、現段階での意見交換として深く考えて仮説を立てるべきものがありました。
まず1つ目としては、「過去に販売された機種は基本的にダメな機種ばかりなので、わざわざお金をかけて認定をとるような機種が少ない。現状設置していて動いている機種を検討していけば良いのでは」という意見です。
2つ目は、「中古の導入は自社において必須だが、既に中古価格が1万円台のものは全国のホールがダメだという判断の結果の中古価格なので、そのような機種を導入しても動く可能性は低い」という意見です。
(上記以外にも、前向きな意見なども最終的には出てきて、こちらの方向性は中古導入機種での『チャレンジ機種』と、少し高くても『今後も必須の機種』というもので決まりました)
上記の意見に対して私の見解は次の通りです。
① 過去にダメだった機種が今もダメとは限らない
⇒これは、過去の導入期には旧規則機が多数あり、お客様が相対的に比較評価して劣っただけで、今の新規則機移行段階としては、相対評価として劣っていないものもある。
② 当初はスペックや性能に対して認知が無かったものが、時間の経過とともに認知が上がり、今なら新台とセットにしての中古導入で活躍してくれる可能性がある機種もある。
③ PもSも低ベース化の機種が増えていく中で、4個賞球や50G/50枚の機種は大当りを引く前の段階として『回る』印象がある。(もちろんスペックの甘い辛いはあります)
④ 1台当たりの入替平均単価が50万を超えているのであれば、ダメな機種を外してより良い新台や中古を導入していけばいいが、甘デジなどの1円で有効なモノまで白黒思考で古い機種はダメという判断はするべきではない。
特に、過去から現在までの時間軸の経過というものを意識して、相対的に劣っていない特徴の機種を探すことが重要です。
そもそも、新台だけ入替を進められて、更には稼働が低下した新規則機の入替もしていけるのであれば機種鮮度を市場No1として営業すればいいのですが、出来れば入替費用を抑えた中での新規則機移行というホール様にとっては、入替をしばらく出来ない(しないではありません)機種は認定を取得していく必要があります。
自店で設置していない機種も含めて、『お宝台になる可能性の機種』はあり、チャレンジ機種として自店でファンをつける努力も必要なので簡単なことではありませんが、ファンにとって現在でも「今なら相対的に面白い機種」があり、今後は更に「ストック系機種」になるものもあります。
ぜひ、皆様のお店でもいろいろ議論されることをおすすめします。