連休前の施策と会員化率の把握

2021.02.28 / コラム
前回、前々回のコラムに引き続き、今回も連休前の施策と地域戦略についてお伝えします。
前回はGW前の集客施策として、入替集客と入替平均単価について触れました。

これから旧規則機を撤去していくには、P機や6号機の導入は欠かせないのですが、お店によって使える費用には大きな差があります。

月の予算の中で、残りの旧規則機台数を計画的に入れ替えていくときに1台当たりに使える入替平均単価が低いお店は、新台でガンガン入替をしていくわけにはいきません。

そのような状況下でも、年に3回の連休前集客は実施する必要があり、特にコロナ禍では商圏内の会員化率の変化を踏まえてアクションを取らなければリカバリーですることが出来なくなります。

特に4月は転出と転入の多いエリアに関しては、新規獲得を目指すアクションの意味もあります。
そこで、入替平均単価が低いお店の取れる策として、『お宝台の発掘』で入替台数にボリューム持たせた施策の方法をお伝えしました。

また、前々回ではコロナ以前と以降の自店商圏の会員化率の変化を踏まえて、どのエリアに販促アクションを取るか、第1商圏から第3商圏の把握についても触れました。

まず、連休前の施策としては、自店の状況を踏まえて出来ればお宝台の発掘視点でお客様が来店して下さるインパクトでの入替台数(お宝台予備軍の機種は現状格安です)を検討し、お店の店内販促は『ライトユーザーでも分かる』レベルを目指すことが大切です。

これは、お客様が「自分にとってどんなメリットがあるのか?」に対して応える販促になります。
『短時間でも楽しめる』『低投資でもワンチャンある』『一発逆転の可能性がある』『目押しがいらない』『初当りが早い』・・・・機種の特性によってカテゴリーコーナー分けをし、コーナー訴求するのも一つの方法です。

入替平均単価が50万を超えるお店は、当然ですが4月の新台を中心に施策を考えると思います。
入替平均単価が低いお店であったとしても、自店の力でやれることは最大限実施することが重要です。

また、立地に関しても一概には言えませんが、地域戦略として『競合店に対して、自店の有効商圏(競合店よりも自店の方が距離が近い有利なエリア)』があれば、GW前の施策でそのエリアを中心に集客販促を検討する必要があります。

年齢層の若めなアクティブなお客様は、多少距離が離れていたとしても自分にとって勝率が上がるお店を選択しますが、年齢が上がるにつれ距離のメリットの優先順位が上がります。

また、比較的ライトユーザーのお客様も距離のメリットを優先します。

現状としてはアクティブなユーザーも集めたいところですが、そのユーザーが好む機種の設置が追い付かない場合には、年齢層の高いユーザーやライトユーザーの方々をターゲットにする選択になります。

いずれにしても大事な時期になります。
そして、自店の事情や条件によって取れる施策は異なりますが、集客の可能性が高い大事なタイミングを活かしていきましょう。












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