どうした!? パールショップともえ

2021.02.26 / コラム
ハンドルネーム「陀芽生」さんから業界で話題の件について投稿があった。

以下本文

業界内やネットで、パールショップともえの件でざわついている。

21世紀会の決定に従わず、自主撤去をしない機種があり、メーカーや組合を巻き込んで、挙げ句の果てに、都遊協から2度目の組合員停止処分を喰らい、組合員停止処分は180日間(7月25日まで)に及ぶものとなった。

パールショップともえについて多少紹介すると、千葉県に本社があるホールチェーンである。

かつての名称は、角田政次商店と称していた。

以前は「カクタ」と「ビショップ」の2社に分社化していた。現在はこの2社のホールディングス制になっている。店舗は千葉県・茨城県・東京都・神奈川県・埼玉県で30店舗を運営している。

なお、今月14日に神奈川県の1店舗を閉店しているので、31店舗を運営していたことになる。

かつて、パールショップともえに在職していた者によると、約30年前は、ホール業界内で一目置かれていた、という。

店舗運営や店舗設備、接客、グリンネスなど、業界内で新風をふかせ、店舗を視察する同業者も多かったそうだ。
特に力を入れていたのは、「店舗クリンネス」「遊技機クリンネス」「接客」だ。

約30年前のホール業界といえば、「汚い」「従業員が横柄(いらっしゃいませ、なんて言わない時代)」だが、パールショップともえは、その頃から従業員教育には金をつぎ込んでいたようだ。

パールショップともえが求人誌に出稿していた当時のコピーを読んだことがある。

約20年前の時点から年間6千万円を教育費にあてていて、ホテル並みの接客を目指すとある。

求人についても、約30年前は、幹部候補生を積極的に採用。当時の初任給は約27万円、休日は月に8日、賞与も年に2回あり。幹部候補採用なら初年度から年収約400万円であったようだ。

また、店長の年収も破格で、入社5年の店長で750万円以上だと聞いて驚いた。エリア長になれば、30歳くらいで軽く1000万円。

20年以上前の話である。

現在は?
検索すると、すぐにこんな情報が出てきた。





これだけの高待遇で、経営者は日本人と聞いているので、ホール企業を目指す新卒者からすれば注目度は高いだろう。

また、地域貢献も積極的で、救急車の寄贈や銚子電鉄駅のネーミングライツで、新聞にも紹介されている。


カクタが銚子電鉄の駅名ネーミングライツを購入

救急車寄贈


現在のパールショップともえの社長は2人体制で、業界内では珍しくオーナーとは縁故関係はないよだ。
つまり、成績優秀だったからこそ、オーナーは、社員を社長に引き上げたのだろう。

21世紀会が求めた、凱旋撤去時に求めた誓約書提出をしなかったホールは、営業しているホールでは35店舗。
そのうち31店舗がパールショップともえだ。

どうしたパールショップともえ。

撤去しないことに違法性はないにせよ、業界へ刃を向けるその真意は?

次回は、元パールショップともえ幹部からの話を紹介する。

つづく







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