パチンコ店の基本は地域戦略

2021.02.13 / コラム
今年の4月は例年とは異なる特別な時期になります。

特に、GW前の取組みは年に3回の連休の一つになり、コロナ離反を少しでも取り戻すためのアクション、そして地域の方々の転出や転入が多い地域は自店に足を運んでもらうためのアクションになります。

既存のお客様が足を運びたくなるアクションだけでなく、一時離反していたお客様が来店したときの準備も丁寧に実施することが重要です。

新規則機への移行が進んでいるので、なおさら久しぶりに来店したお客様への『台とお客様のつながり』を作る取組みは充実させる必要があります。

地域によって顧客層の比率は異なりますが、『GW・お盆・年末年始』という連休前は自店の顧客層全てに対して来店してもらうための販促を行う必要があります。

来店促進の基本は『入替』になりますが、お店によってはリニューアルを実施するところもあると思います。

『新台』がやはり来店動機としては高いのですが、新台を多台数購入できない状況のお店であったとしても、中古でボリュームを持たせた入替アクションは必須です。

GW前のアクションは、新たに市場に転入してきた“自店市場における新規顧客獲得”のものになると同時に、今年は“コロナ離反のお客様へ再来店促進”という意味もあります。

コロナ離反のお客様が戻るかどうかは分かりませんが、来店促進をしなければ戻る可能性の芽も摘むことになります。

店舗型ビジネスであるパチンコ店は、地域戦略が基本になりますが、その地域の中でも『第1商圏~第3商圏』という、重点地域の順番と把握が大切です。

自店の重点地域のお客様は、どの顧客層が住んでいるのか?という傾向で伝える販促ツールが異なります。

もちろん、フルラインで全ての販促ツールを活用できる予算があれば良いのですが、限られた予算を効率よく活用するためにも自店商圏のお客様を把握することは、いまから準備をしていく必要があり、市役所や区役所のホームページを見れば、転出と転入の多い地域などの傾向も把握できます。

それぞれの地域に住んでいる方々が把握できれば、チラシ・ポスティング・SNS・・・・などのツールの使い分けも可能になります。

余談になりますが、4月が終わった時点で自店会員様の離反(3月は来店していたが4月は未来店)を把握し、地域別の会員化率(ある地域に1000人住んでいる人がいる場合、その地域の自店会員数の割合)を追いかけていくと、会員化率が下がった地域は転出が多い可能性があるので、次のお盆に向けたアクションの為に把握していくことが大切です。

更に特別な時期としては、いつも書いていることですが【新規則機への移行により、好きだった機種が無くなっている】という状況への対応もあります。

接客スタッフではなく、『台とお客様をつなげる』ことを目的にした営業スタッフによる機種提案サポートや、お客様が機種を探せるカテゴリー戦術、更には機種が分かる大当りフローなどの台上POPなど、自店でお客様が好きな台とつながれる取組みが必須になります。

いつもとは異なる4月であり、GW前の施策になるので2月3月を使ってしっかりと準備をしていくことをおすすめします。







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