ファンを増やす3つの視点を考える

2021.02.06 / コラム
コロナ禍の現在も、コロナが終息した後も業界として関係各社が考えていくべき3つの施策があります。

メーカー・設備・ホールというそれぞれの立場で、ファンを増やすための3つの視点が自社にとってどんな取り組みになるかを考えなければ、ファンの減少に歯止めはかかりません。

時代が変わり、お客様の認識が変わり、遊技機か変わっているという現実の中で、それぞれの立場でやっていることが変わらなければ変化に対応することは不可能です。

“3つの視点”というのは、『集客』『リピート』『離反回避』というもので、それぞれの取組みをお店で実践していく必要があります。

エンドユーザー様に支えられている業界なので、ホール様以外の関係各社は、お店で3つの視点の施策が実現できるように自社としての取組みを考えて変化させてサポートする役割があります。

“3つの視点”は全て重要なことですが、優先順位をつけるなら『離反回避』『リピート』という土台の見直しが先になります。

『集客』も大切ですが、バケツに離反という大きな穴が空いている状態で『集客』にどれだけ力を入れてもファンの減少は無くなりません。

参加人口が減少し続けているという現実の中で、まずは『離反回避』の取組みがお店でしっかりと為されているのかを振り返り、大きなバケツの穴を小さくしていくことと、ファンの皆様に『リピート』して頂くための価値を提供することがお店の土台になります。

もちろん、営業しながらの改善になるので、集客も実施しながらになりますが、“3つの視点”それぞれの施策が現状はどうなっているのかを振り返る必要があります。

まず『離反回避』ですが、お客様の離反は常に起こっています。

外的要因としては引っ越しや生活環境の変化などがありますが、内的なものとしては「好きな機種が無くなった」「面白くなくなった」という、現状では旧規則機で遊ばれていたお客様が機種の撤去により好きな機種が無くなるという撤去離反が加速しています。

この対策としての施策は、お店の中で次の好きな機種が見つけられるようにすることです。
次に『リピート』ですが、リピートしなくなるというのは上記の好きな機種が無くなるということでも起こりますが、「競合他店に行ってしまう」という競争原理と、「頻繁に行く動機がない」ことでリピート率が低下していきます。

これらの対策は多種多様なので「これをやればいい」という何かに絞るわけにはいきませんが、自店で好きな機種のレパートリーを増やしてもらうという施策の充実が重要なものになります。

『長時間~短時間』『投資金額の多い~少ない』というお客様の事情の中で、マッチする機種を知っているか?レパートリーが複数あるか?が課題になります。

そして、『集客』に関しても多種多様ですし、資金力によって法人様や店舗様によって施策の戦闘力は異なりますが、新台入替を軸にして(1台の新台+複数の中古でも)、お客様が来店したくなる価値提案をセットにすることが大切です。

新台という新奇性での興味関心はありますが、中古でもお客様にとっての価値提案が為されていれば、その価値提案が好みとマッチすれば来店動機になります。

これは『リピート』『離反回避』の施策にもなっていきます。

好きな機種が無くなれば来店動機はどんどん薄れていくという当たり前のことを、“3つの視点”で考えてファンに価値を届けていくことが、これからの営業に欠かせないものになります。





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