運転士の間でクラスターが発生したため、大江戸線は昨年12月27日から1月11日まで、通勤ラッシュ時を除いて運行本数を約7割程度に減少せざるを得なかった。
このニュースをパチンコ業界は他山の石としなければならない。
「パチンコ店では換気能力が高く、会話もしないので、クラスターが発生していない」と業界人は胸を張っていたが、遊技客が必ず触る遊技台のハンドル周りやレバー、ボタンから感染者を出さないためにも、改めて小まめな抗ウイルス、除菌作業が求められる。
それでなくても、「クラスターが発生していない」ことに慢心しているのか、昨年の緊急事態宣言が発令された時と今回の緊急事態宣言では、現場で緊張感が薄れているホールも少なくない。
対策として小まめな清掃も必要だが、一度施工すれば3年以上は効果が持続する抗ウイルス対策を施すのも一つの方法だ。関西の複数の私鉄大手が車両の抗ウイルス対策に採用している無光触媒「エコキメラ」という商品がそれ。
同様の商品では光触媒がある。光触媒は光を当てると触媒作用を起こし、付着したウイルスなどの有害物質のみを触媒し、無害な水や二酸化炭素などに分解する。
「エコキメラ」は無光を謳うように、光を必要としないことが最大の特徴で、光が届きにくい建物内や夜間でも空気中に水分があれば、表面接触活性により抗ウイルス、抗菌、消臭などに24時間効果を発揮する。
また、「エコキメラ」は人体に害がないリン酸チタニアを主成分に、暗所でも抗ウイルス、抗菌、消臭などの効果を発揮することが注目され、公共交通機関などでの採用につながっている。一番重要なウイルスに対しては約5分で99.97%減少させることが第三者機関の試験で実証されている。
パチンコ業界で「エコキメラ」を取り扱う㈱グレイトは、平川商事(大阪府)が経営する「アロー」チェーン23店舗全店に施工を完了させている。


「お客様にできるだけ安全で安心して遊技していただくことをアピールするために、施工を依頼しました。特にご年配のお客様はコロナ対策には敏感ですから、ハンドルを握っても安心していただけます。遊技機コーナーなどは照明を落とした後の閉店後でも効果が24時間継続するところが決め手となりました」(エリアマネージャー)

ホールの入口ではデジタルサイネージを使って無光触媒コーティング対策を取っていることをアピールするだけでなく、入口ドアには抗ウイルス剤施工済みのシールが貼られ、安心感で他店との差別化を図っている。

ちなみに施工費用は台当たり800円。今ならカウンター周りや喫煙ルーム、トイレの施工がサービスで行われる。
ホール以外ではパチンコメーカーのショールームにも施工されている。
エコキメラの問い合わせ先はこちらまで。
