機械性能を伝えて次回の来店意欲を刺激する

2021.01.23 / コラム
コロナ禍において、現在来店して下さっているお客様は本当に有難いし大切な方々です。

もちろん、足が遠のいているお客様も大切なのは当然で、いつかまた来店したときのために、休止中のお客様に向けた準備も必要です。

これまでの旧規則機から新規則機への移行期間で、すでに『好きだった機種』『知っていて打てる機種』が撤去され、来店意欲が大きく低下しているライトユーザーが増えています。

射幸性を求めるユーザーの方々は、スロットからパチンコに行ったりする方もいますが、来店意欲が低下している可能性は否めません。

これはコロナ禍の原因ではありませんが、コロナ禍で大きく前年対比を下回る現状としては、これ以上の撤去離反を生まないようにしていくことが求められます。

仲間内でもクライアント様とでも、昔から議論に上がるのが“射幸性が上がればファンが増える”というものです。
私は妄信的にこれに依存する考え方は危険だと常々お伝えしています。

“射幸性が上がる”ことで、休眠ユーザーが話題を聞きつけ、再度来店する可能性はあります。
“射幸性が上がる”ことで、来店意欲が高まり来店回数が上がる可能性はあります。

しかし、過去何度も規制と緩和の中で射幸性は上がったという事実がありながら、参加人口は右肩下がりという結果です。
人口動態や社会背景も関係しますが、“射幸性”以外にも常にファンを増やす取組み、ファンを減らさない取組みというものを考えて施策として実行することが大切です。

お客様がヘビーユーザー化しているという表現も見受けられますが、私としてはヘビーユーザー化したのではなく、ライトユーザーが減少した結果としてヘビーユーザーの比率が高くなったと考えています。

もちろん、それが善とか悪という話ではなく、どちらのユーザー様も大切にしていくことが重要ですが、私たちの努力はライトユーザーの来店促進にはなっていないということを反省することから見直していく必要があります。

たまにパチンコやスロットを打つ業界外の友人(昔から打っているファンです)が、「今は何か面白い台はあるの?」と聞いてきました。

久しぶりにお店に行ったら、以前打っていた知っている台が無くなって、分かる台が無いからジャグラーを打って帰ってきたとのことです。

ジャグラーは打てるが、他の機種が分からないから人気のありそうな機種に座って小冊子を見たがよく分からなかったと。
私が普段からクライアント様に伝えている、撤去離反の兆候が友人にも見られました。

私が個人的に好きな機種で、たまにしか行かない友人でも分かりやすい機種をパチンコとスロットで紹介しましたが、このような機会が無ければ離反していたと思います。

前置きが長くなりましたが、今回のテーマ『機械性能を伝えて次回の来店意欲を刺激する』というものですが、機械性能と言っても詳しく伝える必要はありません。

お客様の“投資金額×投資時間”と“期待出玉”を想像して、いくつかのパターンで興味関心を高める訴求になります。

『低投資×短時間+ミドルリターン』の機種は何か?コーナーは作れるか?
『低投資×短時間+ハイリターン』の機種は何か?コーナーは作れるか?

さらに、ライトユーザーの方々をイメージして、お客様が詳しくなくても分かりやすいか?もしくは、少し説明すれば分かるものか?を踏まえて、機種やコーナーの訴求をするものです。

知っている機種があるうちに、「次の機会にはあの台を打ってみよう」と思ってもらうための訴求が、次回来店意欲を刺激します。

もちろん、次回来店意欲は「今日は勝てた!」ということでも起こりますが、利益を剥離にする努力は出来てもお客様一人ひとりの勝ちをコントロールすることはできません。

射幸性とは関係なく、機械性能としては良い機種がありますが、知らなければ打ってもらうことはできません。
是非ともお店で工夫して、知ってもらい興味を持ってもらえるような訴求を目指して欲しいです。




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