今、自店でやるべきことは何か?

2021.01.17 / コラム
コロナの状況下において、法人様や店舗様はそれぞれの事情が異なりますが、現状のお客様を大切にしながら、これからのお店作りを目指していくことは欠かせません。

昨年以前から、旧規則機の撤去から新規則機への移行に関しては『粗利問題』という大きな課題と向き合う必要性についてお伝えしてきました。

コロナ禍で無いときでも、新規則機への移行にはコストがかかるのと、安定した粗利を得られていた旧規則機の撤去による粗利低下という『粗利問題』がありましたが、コロナ禍の状況では更に深刻な『粗利問題』となっています。

現状では、必要経費を賄うための粗利をどう稼いでいくか、新規則機への移行のための機械台の粗利をどう稼いでいくかという課題に対して、【どのレートの、どの機種で?】という具体的なレート毎の機種構成も変化させながら考えていく必要があります。な

お店の業績を上げるには、基本的に4つの視点しかありません。

4つの視点とは、『①競合店からお客様を奪い、自店のお客様の数を増やす ②自店のお客様の来店回数を増やす ③自店のお客様の滞在時間を延ばす ④自店市場で新規ユーザー開拓を行い自店に来てもらう』というものです。

現状のパワーゲームで勝ち抜いている1番店は、引き続き『①の競合店からお客様を奪う』活動が優先順位としては高いものになりますが、1位独占市場による2番店以下は、①によって奪われないようにしつつ、②の来店回数を増やしてもらう工夫と、③の滞在時間を延ばす工夫が重要になります。

その為に、【今、自店でやるべきことは何か?】を考えて、【どのレートの、どの機種で?】これらを実現するかを『粗利問題』と向き合いながら施策を練ることの継続になります。

商売は必要経費と投資に対してリターンが得られなければ成り立ちません。

現状の新台の価格では、入替費用と必要経費を賄う投資にならない傾向が顕著にみられるので、未来の粗利を踏まえた機種構成を想像し、特にこれからのストック系機種(長期的にファンがつく機種)の育成も進めながら【どのレートに、どの機種を導入していくか】を自店の状況に合わせて選定していく必要があります。

営業戦術としては、機種にファンをつけていく取組みも並行していく必要があり、導入しただけでファンはつかないという前提でお店の施策を準備することも求められます。

良い機械というのは、お店にとっては販売台数が多い機種を言うわけではなく、少台数でもストック系機種になる機種という見方も大切です。

更に言えば、他店や全国的にはファンがいなくても、自店ではしっかりとファンがついている機種も良い機種と言えます。
メイン機種にはなりませんが、お店の安定粗利を構築している機種は、長期的に機械台を回収して、ファンも納得して遊んで下さる機種の設置比率です。

特に粗利が低下している現在としては、自店において必要な機種は何か?を考えて投資をしていく必要があります。
自店に必要な機種は何か?どのようなアクションで来店回数と滞在時間を増やしてもらうか?ということを考えて、自店に合った取組みを実施していくことが大切です。

遊タイム付きのライトミドルや甘デジは、ストック系機種になる可能性が高いので、新台としての鮮度が落ちても再訴求してファンをふやす取組や、中古導入でもプロモーションのかけ方によってファンをつけていけるので、ぜひ【今の自店にとって何が必要か】を考えながらぜひともチャレンジしてほしいです。







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