失業者数増加による応募状況の変化

2021.01.16 / コラム
採用支援㊙ブログより

コロナ禍でGoTo系の施策が不安定な中、失業者数は毎月増加の傾向が続いていますが、採用情勢的には以下のような状況下にあります。

① コロナ前と後で、応募状況を比較すると全国的に1.5倍~2.3倍ぐらいの増加が見られる。(業種により大きな差が出ている)

② 今年一番応募が多かったのが9月で、11.12月は応募数が低下傾向に見られる。

③ 応募先が一定の職種に偏っており、元々不人気だった職種には恩恵があまりみられない。

④ 昨年対比で求人出稿企業数が2割程度減少の傾向が続いている。

(飲食サービス系は若干持ち直すもGoto停止により募集ストップが増加)

⑤ 求人費用は昨年よりも比較的安価な料金で利用できる状況となっている。

⑥ 10.11.12月に求職者の活動がやや停滞気味であるが、1月12日頃から活発になる見込み。

⑦ 雇用調整助成金の終了とともに、本当の失業者数が現れる。今のところ2月末までと発表されている。(現時点の失業者数は氷山の一角と想定できる)

今後は景気の回復具合が採用市場にも大きく影響を及ぼすと考えられますが、失業者が増えるから、簡単に採用ができると安易に紐づけるのは早計かもしれません。(現時点で募集しても応募が少ない場合)

現に昨年より応募が増えている企業も多くありますが、変わらず人材不足である企業も多く存在し、抜本的な対策なく、失業者数が増えただけで採用が円滑に進むとは限りませんので、採用対策についてはコロナ禍でもうまく採用できるように考えていく必要があります。





オリジナルサイトで読む