私たちは『パチンコのある豊かな人生』を生み出せているか?

2020.12.29 / コラム

お客様にとって今日のタイトルの『パチンコ店のある豊かな人生』を実現することが重要だと思っています。これは、私の研修やコンサルティングでのテーマでもあり、私が常々目指している根幹になります。

昨年から、『好きな機種が無くなると撤去離反が起こる』ことや、『新しい機種を好きになってもらうための取組み』、『自店の入替予算によって戦略が異なること』、『粗利構成が変わること』などを繰り返し書いてきたのですが、これらを本格的に実践して“勝ち残り”か“生き残り”を果たしていくことになります。

旧規則機全撤去の中でも、商圏内での店舗競争は常に起こっているので、いかに自店のファンを減らさず、逆にファンを増やしていくような『パチンコ店のある豊かな人生』を具現化していくお店作りも意識しながら、そうなる為の活動も変化させていく必要があります。

『パチンコ店のある豊かな人生』というのは、別にきれい事で言っているわけではありません。

お客様の人生の一部において、『面白い・楽しい・嬉しい・充実感・ワクワク・ドキドキ』などの体験価値を得られる場を提供すること、提供し続けること、そう感じることが出来る場であり続けることです。

━[○○そう]作りが価値創造のテーマ━

そもそも、パチンコ店がギャンブルだろうが娯楽だろうが、“遊ぶ場所”として『面白そう・楽しそう・嬉しい体験が出来そう・・・・』などの、【○○○そう】と思える場所が遊びに行く動機になります。

好きな機種が無くなると離反につながる確率が高まるということを繰り返し伝えている理由は、パチンコやスロットの機種に対しての【○○○そう】が商売の中心になっているからこそで、お年寄りの方々が朝から並んだり、仕事帰りの方がワクワクしながらお店に行く動機の中心が機種になるからです。

複雑なスペックが増えたお店の中で、『機種を知ってもらう、好きな機種を見つけてもらう』為の活動がまだまだ不足している場合、お客様が「最近・・・つまらなくなった」という気持ちになってしまえばファンを増やすどころではありません。

好きな機種があるからこそ、『パチンコ店のある豊かな人生』として、お店に足を運んでくださります。

もちろん、スタッフとの会話、知り合いとの人間的触れ合い、賑やかな場所にいることでの癒しなど、さまざまな動機としての『パチンコ店のある豊かな人生』が体験できる場所ですが、商売としては機種とのつながりが中心にあります。

昨今、社会の風潮が、パワハラ・セクハラ・モラハラ、喫煙に対するバッシング、パチンコ店や風俗営業に対するバッシングなど、正しいことを盾にした自己満足の楽しさという風潮になっている気がします。

人間社会にルールは必要ですが、殺伐とした社会よりも、お互いを思いやれる楽しさや嬉しさを感じられる社会が必要だと感じています。

『パチンコ店のある豊かな人生』というのは、どんな人も気軽に遊びに行ける場所としてのパチンコ店の強みだと思います。

楽観的に捉えることはできませんが、お客様や社会に必要とされる場を目指すコトも同時に進めながら、大きな変革の波を乗り越えていきましょう!







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