一発台は40個の定量制がベスト?
2020.12.23 / コラムハンドルネーム「もと役員」さんが一発台の使い方に提言する。
以下本文
昭和~平成までの、いわゆる本物の一発機の時代、営業が不味くない使える管理者のお店。
基本的な考え方として1回当たりを掛けたら、お客さんから幾ら貰うかを設定する。
40玉交換、約4000個終了の店で確か800~1200円ぐらいだったかな?
この800~1200円の幅は機種によって変わる。
当時は大きな新台入れ替えは年数回だったが、一発台とセブン機に関しては2カ月に1回入れ替えを行う店もあった。
そういう店は一発台だと4機種くらい設置していて初代コンビやプリズムetc等のメイン機種は薄利で、使い捨て対象の機種(高尾、サンセイ、銀座etc)などは初日~3日だけ大盤振る舞いし後はタコ抜き。
話を戻して当時の一発台新装開店初日、開店時刻は17時もしくは18時が多かった。
導入台数は1列もしくは2列で12台~30台ぐらいかね。
例えば12台の入れ替えで打ち止め1万円だとすると全台を3千円くらいで当たる様に調整する。
もちろんお一人様1回、打ち止めしたら再び並び直す。
閉店時刻まで何回順番が回ってくるかが勝負どころ。
で、営業時間は3時間半くらいだったとすると全大当たり回数は多くて50回、店の赤字額は40万円くらいかな。
肝なのはたかだか40万円の赤字で勝てた人の人数だな。
もちろん50人ではないが開店プロから一般客までおよそ30人は下らないはず。
12台(赤40万円)で30人を満足させられる。
それに比べて最近この手の台が出ると、良く聞くのがやれどこそこの店で8万発だの10万発の差玉が出ただの良く目にするけど、まずここが一番ダメ!
8万発だの10万発の差玉を出して一体何人の客を満足させられたのか?
上記の例では大当たり50回だとして勿論、同じ人が並び直して居るから50人ではないけど、たかだか、40万ほどの赤字金額で少なくとも30人近くの人を満足させられたはず。
対して今は同じ40万円赤字こいて一体何人の客を満足させられたのやら…
以上
昔の一発台の射幸性は1万円で満足させられていた。原点に戻って定量制にすれば、ホールもガチガチな調整することもなく、お客さんに楽しんでもらうことができる。
まず、飛び込みに入らなければ話にならないわけで、ここを閉ざしてしまうとせっかくの一発台の持ち味が殺されてしまうというものだ。
40個交換の定量制だからお客さんは楽しめた。