私がアプリイを選んだ理由

2020.12.09 / コラム



このキモカワイイキャラクターは静岡県内でチェーン展開するアプリイの「アピエル」だ。2006年に誕生しているので静岡県民の間では広く知れ渡っている?

一風変わったイメージキャラクターを採用する社風はどんな感じなのか? それが簡潔に分かるのがこのYouTubeだ。




表情に硬さが見られる社員もいるが、山本芳司社長や社員犬まで登場して楽しいそうな雰囲気は伝わってくる。

これを仕掛けたのが採用・教育チームの米澤賢次長だ。社員からは「よねちゃん」の愛称で呼ばれている。

「リップタブは採用コンテンツの一つです。フレンドリーな社風は女子高生に人気で、当社では茶髪、カラコン、ピアス、マニュキアは全てOKにしています。高校生の時は校則で禁止されていることを社会人になれば解禁してあげたいですからね。来年入社する女子高生はお姉さんが1年前に入社したばかり。姉妹で働くことになります。店長の娘さんも入社する社風になりました」(よねちゃん)

では、実際に入社した社員の話を聞いてみよう。

2019年入社のルナちゃんと2020年入社のユミちゃんの2人がインタビューに答えてくれた。

写真左からユミちゃん、よねちゃん、ルナちゃん


まずはルナちゃんから。

「高校を卒業したらホテルで働こうと思っていたんですが、硬い感じが嫌で学校に来た求人票の中で、初任給26万円の高さに惹かれたのがアプリイを選んだ理由です。高3の夏休みに職場訪問で、よねちゃんが明るい雰囲気で迎えてくれて、とにかく明るくてフラットな感じが印象に残りました」

一方のユミちゃんは小6の時からミュージカルを始め、舞台女優も目指した。高校の夏休みは劇団の仕事にも興味を持ち、裏方でアルバイトもした。その時に重労働で長時間労働の過酷な現実を体験した。現場の人たちからは「給料も安くて大変だぞ」とビビらされた。

「私も初任給の高さがポイントになりました。おカネを貯めて自分の好きなことをする。大好きなミュージカルを見て、好きなものを買う。そのためには給料が高いのは魅力です。地元では工場系の仕事が多いんですが、給料は18万円ぐらい。進路の先生にアプリイが気になると相談して、夏休みに職場見学に行きました。社風は『こんなに友達みたいな感覚でいいのか』と感じたぐらいです」

直近では2019年は12人(男性4人、女性8人)、2020年も12人(男性2人、女性10人)が入社した。女性社員の比率が高い。現在は6対4で女性社員の方が多い。

「女性は結婚して出産しても仕事を続ける人が多い。育休を取ってもほぼ全員が帰ってくる。女性の積極採用は2016年から。2017年からは量より質にこだわって採用・広報活動をしています。特に高校生採用を強化しています」(よねちゃん)

実際、ホールで働いてみて感じたことを聞いた。

「苦手なお客様の対応は上の人が対応してくれます。この前も店内でタバコを吸っているお客様を注意したら、『もう帰るからいいじゃないか』と逆上され、これも上の人が対応してくれるので助かります。スタッフも皆優しいので職場は楽しい。ママからは『パチンコ屋さんは暴力団とつながっているの?』と聞かれますが、『むしろ警察と付き合っている』と教えてあげました」(ルナちゃん)

「いいところを先輩が褒めてくれる。お年寄りのお客様が多いのですが、皆さん優しいので働きやすい。パチンコのイメージはだらしない人がやる、荒っぽい人がやる、仕事をしない人がやる。でも実際は違う。昔のドラマのパチンコのイメージをなくさなければならない。そのためにも1回皆来れば分かるので、来ることを義務にしたらいい。悪いイメージは本当にないのですから」(ユミちゃん)

給料の高さに惹かれて入社したとはいえ、新入社員の2人が本心で話せるところがアプリイの社風でもある。







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