大一直営店で先行開店「Pパイレーツオブダイナマイトキング」先行導入レポート!
2020.11.02強烈な出玉感とそれを生み出すアナログなゲーム性が、大一の自社コンテンツ「ダイナマイトシリーズ」の特徴である。PiDEA LINEでも速報を流したが、「シリーズ史上最強スペック」「P機史上で最高の出玉力」といった触れ込みでも話題となった新機種「Pパイレーツオブダイナマイトキング」。
全国導入は12月7日だが、それよりも1カ月以上先駆けて、11月2日に大一直営店で先行導入となった。当編集部ではこの先行導入を取材してきたためレポートしていきたいと思う。
Pパイレーツオブダイナマイトキングのスペック
その前に本機のスペックをおさらいする。
大当たり確率 | 1/59.8(右打ち時1/1.00) |
真・天国モード突入率 | 約39% |
継続率 | 約92% |
時短回数 | 時短1回+保留3回 |
賞球数 | 3&1&6&14 |
払出出玉 | 1,400個 or 840個 or 182個 or 140個 |
大当たり振り分け(特図1) | 6R(真・天国モード):38.7% 1R(電サポなし):61.3% |
大当たり振り分け(特図2) | 10R(ソニックVチャージ):31.4% 2R(電サポなし):68.6% |
公式HPから画像を引用するが、①クルーン突入→②クルーン中央の指導口入賞→③GOランプを停止→④ダイナマイトの顔面のセグが3・7停止で図柄1大当りとなる。
その後、「宝箱ジャッジメント」演出が発生し、演出成功で天国モード獲得となる。突入率は約39%と狭き門ではあるが、特図2の大当り確率は1/1。4回(時短1回+保留3回)の大当りが1セットとなっており、7を引ければVチャージが発生し、大当り4回分が再セットされる。本機の継続率は約92%。モードTY6600、MY2万個というP機史上最高性能となっている。

直営店では夕方6時に新台解放、すぐに満台へ
今回先行導入となった大一畑江通店(愛知県名古屋市中村区)に導入された「Pパイレーツオブダイナマイトキング」は10台。動画媒体の収録もあいまって集客も上々で、夕方6時からの新台解放と同時に満台フル稼働のスタートとなった。
稼働開始後も10人ほどの並びがあり期待度は高そうだ。10人の客層を見ると、主に中高年層が多い。液晶を搭載していないゲーム性であることや、1/3の確率でループしていたようなCR機黄金時代のようなゲーム性を搭載していることなども含めて考えればその客層も納得だ。背中側の島では他の機種を打ちながら様子を見るユーザーもいた。
稼働開始から2時間もすると、表示上で一撃1万3000発の台や1万発に迫ろうとする台も散見されるようになる。直営店の先行導入で、さらに時間打ちということもあって状況は良さそうで、8時の段階で10人中6台は出玉を抱えていた。初当り1/59.8という絶妙な確率もこうした光景を生み出すには追い風となった。

やはり、右打ち中は1/1で大当りとなるため出玉のスピード感はある。ホールスタッフは忙しそうに動き回っているが、こうした機種は各台計数機よりも玉積みの方がコーナーが映える。特に、最後の4回転目で7がそろった時は、4回の大当りが再セットとなるため打ち手の興奮もひとしお。ホールスタッフとしては、そんな時にこそ「やりましたね」という、気の利いた一言のかけどころだ。打ち手の気持ちに沿ったコミュニケーションを生み出すことができるゲーム性だ。
このところ、高出玉、早い出玉スピード、高継続率、といったミドル機がホールのメインとして君臨するようになっているが、そうした中で一風変わったゲーム性を打ち出しており、出玉感も強くメイン機としても活躍できるポテンシャルがありつつ、独自のコーナーとしてランナップのスパイスともなれる。

また、液晶デジタル機に慣れてしまって、「打ち方が分からない」という意見を持つ年配ユーザーもいることだろう。実際に打てばそう難しいスペックや演出ではないのだが、そうした人たちの機会ロスとならないよう、得られる出玉の期待値や大当り回数、どのような抽選をしているかといったゲーム性を明確にしておくと稼働促進につながるだろう。
明日以降、フル営業での開店となるため、一撃2万発、3万発といったシーンも出てくることだろう。