コロナ禍の中で多くの新台が導入されたが稼働低迷は変わらず
全国のパチンコホールさまに少しでも有益な情報をお届けしようと続けてきた本企画ですが、おかげさまで誌面での連載は2年目に突入させていただきました。業界はまさに内憂外患といった状況ですが、これからも中古機市場の動向を中心に、少しでもお役にたてるような情報を発信していきたいと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。
さて早いもので今年も残り3カ月程度。新型コロナウイルスの影響は改善されることなく、集客に苦戦されるホールさまが多い状況です。そんな中ではありますが、世間では「GoToキャンペーン」が話題になり、10月からは東京も対象となったことで「全国の観光地に人出が戻った」「高速道路が大渋滞」など、朝のニュース番組でも騒がれるように。いまだ効果的なワクチンや治療法が確立されていないため、コロナ感染者の増加が懸念されますが、万全の対策をされているパチンコホールさまにもお客さまが増えて欲しいところです。
9月は待ち望まれていた遊タイム搭載のビッグコンテンツ「P仮面ライダー轟音」や長期稼働が期待されている「Pスーパー海物語IN JAPAN2 金富士ver.」などが大量導入されました。両機種ともに高稼働が期待されていましたが、客足が戻りきっていない現状においては供給過多と言わざるを得ない状況で、早くも中古機市場に流出しています。
一方のパチスロの新台は「Sアナターのオット!? はーです」「S対魔導学園35試験小隊」の2機種が導入。両機種ともに6号機からの入替が多く、5号機の設置割合を減らすほどの影響はありませんでした。しかしながら、一部ホールさまでは「はーです」は「凱旋」の代替えになる可能性を持つという評価も!? 今後の動向は注目しておきたいところです。また「Sリングにかけろ1ワールドチャンピオンシップ編」も東日本エリアで先行導入がされましたが、こちらは次号でくわしく検証したいと思います。
最近のホールさまの入れ替え状況を見ていると、新台購入よりも人気機種(粗利貢献機)の増台に予算を使っているケースが多く見受けられます。「大工の源さん超韋駄天」はその典型例といえるでしょう。メーカー側も売れそうな機種は再販(追加販売)するのが当たり前になっており、人気機種の中古機価格は乱高下。売買は非常に慎重にならざるを得ない状況です。
適正価格が読みにくい中古機市場ですが、入替費用を抑えるためにはぜひ活用していただきたいところです。昨今はパチスロを減らしてパチンコを増やした方が良いという意見もよく耳にしますが、中古機メインで入替を検討されているホールさまは、費用が高くなりがちなP機の比率をあげるのではなく、パチスロからパチスロへの入替をお勧めします。ユーザーからのリクエスト機種や自店において「貢献機種」を増やすには良いタイミング。適正価格を見極めて、中古機パチスロの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
大量台数を購入したホールからかなりの台数が中古市場に流出してきている状況。10月、11月とP機の新機種が数多くリリース予定で、10月に入れば20万円を下回る価格帯まで落ち着くと予想。未導入店、購入台数が5%未満の店舗は購入を検討してみてはいかがでしょうか。
大当り確率(ST中) |
約1/319.9(約1/74.7) |
賞球数 |
3 & 1 & 1 & 2 & 4 & 6 & 15 |
ラウンド&カウント |
2 or 3 or 10R & 10カウント |
ST突入率 |
50%(120回転まで) |
ST継続率 |
約83.0% |
出玉 |
約300 or 450 or 1500(払い出し) |
©石森プロ・東映 ©KYORAKU
ユニークな演出で5号機時代から愛されきた天下布武シリーズ。最新作となる本機は、固定客も多く安定した稼働・粗利貢献を維持しています。中古機相場は15万円前後で安定しているが、在庫が潤沢な今のうちに購入機種として検討することオススメします。
ボーナス合成確率 |
1/239.2(設定1)〜 1/158.2(設定6) |
タイプ |
擬似ボーナス+AT |
50枚ベース |
約51.5回転 |
天井 |
最大768ゲーム+前兆で擬似ボーナス当選 |
純増 |
1Gあたり約2.8 or 3.0枚 |
出玉率 |
97.9%〜111.2% |
©SEVENLEAGUE ©YAMASA
再販がスタンダードになった今、人気機種の増台を選ぶか
価格重視の中古機を選ぶか慎重な判断が求められる