【コラム】9月のグランドオープン状況

2020.10.06 / ホール

 7月・8月のグランドオープンはそれぞれ15店舗・14店舗とグランドオープンの多い月が続いていましたが、9月はひと段落して3店舗

※「M&A取得後、屋号そのまま」はノーカウント。あくまでユーザー目線でのグランドオープンを集計。

グランドオープンから2年という短い期間でメガガイアから切り替わった『スーパーD’station上越(1,392台)』も気になるところですが、
注目は『メッセ南千住(707台)』


 (株)メッセは、2017年の「メッセ竹の塚(1,007台)」以降、2018年「西葛西(1,007台)」、2019年「荻窪(477台・スロ専)」・「武蔵境(907台)」と都市型好立地の出店を成功させて勢いに乗る法人。

積極的にデータ公開していることもあり、オープン時の「放出額」が話題になる事が多かったりしますが、放出が報われ易い「高単価への拘り」・「放出額」はどちらかと言えば『戦術』であり、成功を積み重ねている本質は、郊外店を手放して中央線沿線沿いに象徴されるような「人と情報の流れに沿った都心駅前型のドミナント出店」に切り替えた『出店戦略』にあるように感じます。

実際に、2011年以降の開閉店をチェックしてみると、これまで都市型好立地に8店舗オープンさせている一方、郊外店を中心に12店舗閉店しており、戦略的にスクラップ&ビルドを行なってきていることがわかります(同時期オープンの『メルヘンワールド足利店(560台)』もメッセが手放した郊外店の一つ)。

今回は、(株)赤玉運営の「アカダマサザンクロス南千住」・「アカダマウエスト西荻窪」をまとめて取得し、南千住を早々に『メッセ南千住(707台)』としてオープンという流れ。
中央線沿線上の「西荻窪」とは背景が異なり、ややイレギュラーな出店にも見えますが、それはここまで培ってきたノウハウ・ブランディングで乗り越えていくことになるのでしょうか。

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