仕事がない航空会社からホールへ転職

2020.09.12 / コラム

パチンコ業界以上に今一番厳しい状況に追いやられているのが、航空会社だ。中でもコロナで国際線が運航できないJALとANAは日銭が入って来ないのに人件費などの固定費が出ていくばかりだ。

そこで今2社が取り組んでいるのが、仕事がない客室乗務員や地上勤務職員による地方活性化の取り組みだ。

8月25日付の産経ビズが次のように伝えている。

新千歳空港の空港内業務を行う「ANA新千歳空港」の職員は今月3日以降、北海道恵庭市でジャガイモやカボチャなどの収穫を手伝った。北海道庁は、新型コロナの影響で、担い手不足になった農家と休業を強いられている企業を結びつける取り組みを進めており、全日空はこの取り組みに賛同して収穫を支援した。9月以降も北海道で収穫支援を行うほか、他の自治体でも農業支援を募集する取り組みがあれば積極的に応募し、地方活性化を後押しする。  

一方、日航は公募に応じた客室乗務員を地方に配置転換し、地域産品の発掘や「ワーケーション」など新しい旅行商品の開発業務に充てる。今月1日に札幌市と福岡市に計5人を配置転換したのを皮切りに、10月1日には仙台市などに追加配置する。今年度中には大阪市や、名古屋市、高松市にも追加配置する予定で、計20人ほどが地方活性化に取り組むことになる。  

両社とも航空需要の激減に伴い余剰人員が出ているが、雇用維持の方針を示しており、新卒採用の見送りや自然退職で調整する考え。  

引用終わり

都内のホールに航空会社の地上勤務の女性が面接に来た。理由は国際線の運航が平常に戻るメドもなく、全社員の97%が一時帰休対象であることを発表しており、農作物の収穫作業を手伝いに行かされるのは御免被りたい。

履歴書を見ると一流大学を卒業している。接客のスキルは講師レベル。すぐに社内の接客教育を担当できるほど。英語もペラペラ。

ちなみに、パチンコは彼氏と一緒にやったことがあるので、どういう仕事をするかは分かっている。

ホールとしては社内規定の給与に+αしてでも採用したい人材である。一流企業からの人材流出でダイアモンドの原石ではなく、ダイアモンドそのものがホール企業にもやってくる千載一遇のチャンスが訪れている。

「世界全体が不況になっているので、リーマンショックの時よりもいい人材が取れる。ホールでも経営がしっかりしているところはいい人材が取れる。採用した後の活用をちゃんとやらないと離職するので、その辺はしっかりやらなければなりませんが、採用に関しては優秀な人材が取れるまたともないチャンスです」(採用コンサル)

その人の能力に応じた適材適所に配置すること。配属先の上長は自分より能力が上と見ると虐めで辞めさせることがないように。





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