リピート率を高める“5つのつながり”作り

2020.08.28 / コラム

8月も残すところあとわずかです。

前回のコラムで、7月の戻り状況を踏まえて、戻ったお客様の来店回数を促進することへの挑戦などについて触れました。

来店回数というのは、基本的にお客様の事情が優先されるので、『何かをすれば来店回数が上がる』と単純に言えるものではありません。

しかし、私たちの取組みとして可能なものは、『好きな機種を増やしてもらう』というもので、好きのレベルが上がっているときは、少しの時間でも来店して下さったり、予算が少なくても来店してくれたりと、短時間でも来店する動機が高まります。

ホールはお客様の楽しみを提供する場で、お客様が『楽しみ』にして下さるには、お店の中で何かとつながる必要があります。

この『何か』は、“5つのつながり”のどこかに存在します。

“5つのつながり”とは、【台とお客様・スタッフとお客様・お店とお客様・地域とお店(スタッフ)・コンセプトとお客様】というものです。

店舗の営業活動は、この“5つのつながり”作りによって、お客様に繰り返し来店していただくことです。

この5つの中でも特に中心となるのが“台とお客様のつながり”になります。 一時的にでも、ハマっている機種があるときは来店頻度が高まる可能性があります。

私も過去に何機種もハマったものがありますが、その時は仕事帰りや時間が少しできたときでも、その機種があるお店にせっせと足を運びました。

逆に、ハマっている機種が無いときや、それほど好きな機種でない場合は足を運ぶ頻度が低くなります。

機種の性能に関しては、ホール様はコントロールできませんが、現状販売されている機種で面白いポイントや、お客様が自分の好みに近いハマれそうな機種を提案して伝えることは可能です。

来年にかけて旧規則機が随時撤去になっていく中で、新しいお客様のレパートリーとなる“台とお客様のつながり”を、『機種が分かる』ように提案していかなければ、好きな機種やハマれる機種が無くなって来店動機が薄まることで離反する可能性も高まります。

そのようなことが起こらないように、『機種が分かる』ようになる販促物が欠かせないのですが、さまざまなスペックがある中で、自店が『機種が分かるお店』になっていないようでしたら、今からでも着手していくことをおすすめします。

私は、台上POPの大当りフロー化をお伝えしていますが、この大当りフローに『遊タイム』の機種ごとの特徴も入れるようにしています。

お店の機種の50%以上がバラエティになっているお店は、バラエティ機種をカテゴリー分類してコーナー作りによる『機種が分かる』の訴求も提案しています。

同じようなスペックの機種を、「似たもの」と分かるようにPOPなどを工夫することで、目当ての機種が打てなかったときの回遊機種として選択することが可能になりますが、それを知ることが出来なければ、「打ってみよう」という気持ちも起こりません。

せっかくホールに設置している類似機種なのに、お客様に伝わらなければ“台とお客様がつながる”ことは叶わなくなります。

もちろん、“つながる”とは、自分の好みなのか?自分の遊技スタイルに合っているのか?など、何かしらの価値を感じて“つながる”ことになります。

長時間・短時間・勝ち額・勝ち率・低予算・高予算・・・・、機種のよってお客様の体験する価値をどのようにお伝えするかは工夫が必要です。

好きな機種があるからこそリピート動機になるので、自店の機種とお客様がつながる施策をぜひとも今から見直して、少しでも来店頻度が高まる結果を目指すことも必要な時期になっています。







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