「面白そう!」と思える価値提案の販促

2020.08.16 / コラム

今年は特別なお盆期間です。

お墓参りや帰省が昨年までとはコロナにより一変しております。
それぞれの地域で、例年とは異なる顧客層の来店傾向だと思いますが、お客様に対して「行きたくなる」「面白そう」という気持ちを生み出す活動は今後も大切なものになります。

コロナにより4月以降来店していないお客様に関しては、既に4か月が経過しています。
戻ったお客様に関しても、以前とは異なる遊技スタイルや遊技時間、遊技回数になっている方々もいます。

先日、都内の繁華街にある店舗を視察しましたが、以前の活気を取り戻すにはまだまだ時間がかかるように感じました。

そのような中、今後の取組みとして大切なこととして、『久しぶりに来店したお客様が、「面白そう!」と思える』機種の価値提案の販促は欠かせないものになります。

久しぶりに遊びに来たお客様が、【コロナ以前に遊んでいた機種が無くなっている】【以前は人気があったが今は人気が無くなっている】など、ワクワクして遊技できる機種が“分からなくなる”状態になると、「なんだかつまらない」という気持ちから離反が起こります。

顧客離反のシンプルな理由として、「つまらなくなった」というものがあります。
シンプルな理由ですが、実は非常に問題のあるもので、「つまらなくなった」という気持ちはとても強い離反動機になっていきます。

「つまらなくなった」という離反動機を回避するためには、お店での機種訴求に関しては『機種が分かる』という好みの機種が探せる販促物や、そこから『面白そう!』と思える機種の価値提案を工夫していく必要があります。

現状のお店では、必要最小限のコーナー分けは為されていますが、現状のコーナー分けでは『機種が分かる』ところまで行きつけません。

更に、台上POPで確率や確変割合などの基本情報は分かりますが、これでは「面白そう!」と思えるものになっていないのが現状です。

課題としては、久しぶりに来たお客様が「面白そう!」と思えるような機種訴求に変えていくことで、「なんだかつまらない」という気持ちにさせないことになります。

お客様の嗜好や遊技スタイル、来店回数や遊技時間というのは、傾向として分類はできますが、一人ひとりのお客様が何を求めているのかは異なります。

だからこそ、基本的なコーナー分けから更に一歩二歩踏み込み、それぞれのコーナーでカテゴリー分類をして好みの機種(好みの遊び方ができ、機種も面白い)が探せる状態まで販促物を充実させることが大切です。

・4円パチンコや20円スロットで、短時間でもワンチャンスの期待を感じるカテゴリー
・4円パチンコや20円スロットで、低予算でもワンチャンスの期待を感じるカテゴリー
・4円パチンコや20円スロットで、当り体験がし易いカテゴリー

まだまだありますが、遊タイム付きの機種でも遊タイムによる安心や期待の中身は変わるので、単なる『遊タイムコーナー』では訴求不足になります。

私たちの食事でも、例えば「朝はマクドナルド、ランチは日高屋、夜は焼肉」など、時と場合によって複数のレパートリーを持っています。

一人のお客様でも、予算・時間・気分・・・など、機種のレパートリーがあることで、気晴らしや楽しみを体験価値として得られます。

「商品が分かる」というのは完璧にできるものではありませんが、久しぶりに来店されるお客様が、「面白そう!」と思える活動から、「やっぱり楽しい」という気持ちになってもらえるよう、お店の販促物も進化させていくことが大切です。





オリジナルサイトで読む