リピートを促進する“5つのつながり”作り

2020.08.07 / コラム

今年は新型コロナウイルスの影響で、例年になく月日が経つのが速く感じます。
7月も終わりましたが、お客様の戻り状況や遊技傾向はいかがでしたか?

夜のサラリーマン層の戻り状況を7月はホール様にヒヤリングしてきましたが、関東近郊では一様に戻りが良くないということでした。

サラリーマン層の方々の事情もありますが、お店としてやれることは、しばらく遊技から離れていたお客様が来店されたときに、「楽しい」という気持ちを再度持って頂くことが大切だと思います。

7月の4連休が終わったので、次はお盆期間と9月の4連休での来店促進や、通常の入替アクションだけでなく、久しぶりに来店されたお客様への適切な機種訴求など、『好みの機種が探せる』ようなお店作りでお迎えすることも重要なリピート施策になります。

商売として、お客様がホールへ来店して下さる、リピートして下さるときは、好きな機種があったり、知り合いがいたり、スタッフとの会話など、いろんな来店動機が重なっています。

その中でも、“台とのつながり”というのが重要で、好きな機種や打ちたくなるような機種が無くなったとき、お客様の中で来店動機が薄れていきます。

これは、別の商売でも同様で、継続して使用していた商品があったとしても、その商品に対して価値を感じ無くなれば購入しなくなります。

来店しているお客様の嗜好や来店傾向は調べられますが、離反されたお客様の理由は分析することができません。

そして、一度「つまらなくなった」という理由で離反されたお客様を再度来店してもらうということは簡単なことではありません。

これから、徐々に旧規則機が撤去期限によって外れていきますが、好きだった旧規則機が撤去になっても、次に打つ機種や好きになれる機種が見つかるようサポートしていくことが重要です。

基本的に、来店されるお客様は“5つのつながり”によってお店を選んで下さります。

“5つのつながり”とは、『台とのつながり・スタッフとのつながり・お店とのつながり・地域とのつながり・コンセプトとのつながり』で、この中でも【台とのつながり】が一番重要になります。

私自身はハマっている機種が無くても仕事がらお店に足を運びますが、お客様は楽しさを感じ無くなれば、お店に行く動機も無くなります。

そうならない為にも、お客様が【台とつながれる】ようにお店の機種訴求や販促物、スタッフの方々の機種提案営業を見直していく必要があります。

私は常々、台上のPOPを大当りフロー表示にすることをおすすめしていますが、これは『どんな当たり方で、どうなれば連荘して、どれくらいの期待ができる機種か』をサポートするものになります。

パチンコもスロットも、現在はさまざまなスペックの機種が混在しています。

人気の機種は多くの人が打っているので、知らなくても「面白いのではないか」と思い、どんな機種か分からなくても打ってみる動機にはなりますが、そうでない機種で自分の好みの機種を探すことが容易ではありません。

お客様の事情にあわせ、『時間が無いとき・予算が限られているとき・ゆっくり遊びたいとき・・・・』など、お客様がレパートリーを持ち続けていることが、【台とのつながり】で大切なポイントになります。

今のお客様が新規則機へ移行しても「楽しい」と思える機種と出会えるサポート、久しぶりに来店するお客様が、「この機種を打ってみたい」と思えるサポート。

ファンを楽しませ続けることがお店として大切な役割です。





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