誘致レース(982)令和3年度 国の施策・予算要望 ”IR, 早期に”~横浜, 大阪, 和歌山, 長崎
2020.07.20 / カジノ【国内ニュース】
IR整備法は、区域認定数の上限を「3ヵ所」と法定。
基本方針案(国土交通省観光庁, 2019年11月19日公表)は、国のIR区域整備計画の認定申請受付期間を2021年1月4日から7月30日とした。2021年8月以降、国はIR区域整備計画を認定へ(都道府県・政令市, IR事業者が決定)。
2020年、都道府県・政令市は、実施方針を策定し、IR事業者を選定。その後、都道府県・政令市、IR事業者が共同でIR区域整備計画を策定し、国へ申請へ。
IR整備法は、地方に配慮する観点から、区域認定数見直し時期を「最初の区域認定から7年経過後」とした。
令和3年度 国の施策・予算への提案・要望~横浜市, 大阪府市, 和歌山県, 長崎県
・7月に入り、IR区域整備計画を認定申請予定の4エリアの都道府県・政令市が”令和3年度 国の施策・予算への提案・要望”を実施
・各都道府県・政令市の提案・要望は以下の通り
<横浜市>
・横浜都心・臨海地域における都市再生の推進への税制・財政・金融支援
・山下ふ頭では、ハーバーリゾートの形成を目指し、IR実現に向けた検討準備など都市再生の取組を本格化
<大阪府>
・大阪・夢洲でのIRの立地実現
・国における基本方針の早期確定、カジノ管理委員会規則や関連税制度の早期設計を行うこと
・有害な影響を排除するためのギャンブル等依存症対策や夢洲等における警察力を強化すること
<大阪市>
・統合型リゾート(IR)の立地実現
・IR整備法に基づく 基本方針について新型コロナ感染症の影響も踏まえた 早期確定
・カジノ管理委員会規則やIRに関連する税制度などの早期の設計
・大きな経済波及効果が期待できる大阪・夢洲でのIRの立地の実現
・懸念されるギャンブル等依存症対策の充実・強化。良好な治安・地域風俗環境の維持に向けた警察力の強化
<和歌山県>
・特定複合観光施設区域の認定
・基本方針やカジノ管理委員会規則など、IR誘致に必要な法規制等を早期に示すこと
・「特定複合観光施設区域の整備に関する計画」の認定に向けた手続きを予定通り進めること
<長崎県>
・特定複合観光施設(IR)の区域認定について
・日本型IRに期待される高い経済効果を早期に発現させるため、事業計画の検討に必要な税制をはじめとする制度の内容を速やかに示すとともに、3箇所を上限とするIR区域認定を早期に実施すること
・政府のIR整備の目標である「2030年に訪日外国人旅行者を6,000万人、消費額を15兆円とする政府目標達成の後押し」をするため、九州・長崎にIRという新たなゲートウェイを設けること
・IR導入にあたり懸念される社会的リスクの最小化に向け、特定複合観光施設区域整備法並びにギャンブル等依存症対策基本法及びギャンブル等依存症対策基本計画を踏まえ、ギャンブル依存症対策等について、地方公共団体等とも連携した対策を講じること
・IR整備に伴う国内外からの観光客の飛躍的増加を見据え、交通アクセスの強化に向けた道路や港湾施設等の整備予算を確保し、その促進を図ること
都道府県・政令市 国へのIR区域整備計画の認定申請を予定・検討 計7エリア
<2019年9月に国土交通省IR意向調査> <上記調査に(1)と回答しなかったが、行政でIR誘致検討を継続中> |