コロナ対策のプロから学ぶ正しい除菌清掃

2020.07.13 / コラム

ウイズコロナ時代、パチンコ業界の喫緊の課題は、営業再開後はヘビーユーザーに比べ、シルバー層やライトユーザーの戻りが悪いことだ。これは全国的に共通している。稼働率の回復のためにも、何らかの対策を打ち出さなければならない。

シルバー層が戻って来ない理由は、新型コロナウイルスに感染すると重篤化して死に至るケースが多いからだ。大阪府のデータでは70歳以上の感染者は全体の20%にすぎないが、死亡者は全体の80%に達している。本人がパチンコ店へ行きたくても、家族から止められているケースもある。

幸いなことに、パチンコ店ではまだクラスターは発生していないが、シルバー層に対してもっと「安心」「安全」を打ち出すことも必要になる。

ホール環境は、台間やカウンター周りは飛沫感染防止対策が施されているホールも多く、可視化できるが、お客さんが一番心配するのは自分の手が直接触れる台周りの除菌清掃の方法だろう。

除菌清掃は店舗によって、やったりやらなかったりのバラツキがある。スタッフによってはただ撫でていたり、ウイルスを除菌するというより、ウイルスを拡散させているような掃除の仕方をしているケースもある。

シルバー層やライトユーザーを呼び戻すためには、「安心・安全の可視化」が必要だとして、このほどスタートしたのがデライト・コミュニケーションズによる「new normal 安心安全研修」だ。

「まず環境面における安心安全の可視化に向けて、清掃のプロフェッショナルに学ぶホール向けの除菌講習を始めました。講師はあのダイヤモンドプリンセス号の消毒を行ったリスクベネフィットの代表取締役社長にホール内の清掃について除菌の留意ポイントを解説していただきます。安心安全が求められる状況下で、スタッフが専門家の講義を受講し、清掃面でコロナ対策を徹底していくことは、お客様により安心していただける環境維持のアピール題材になります」(デライト・コミュニケーションズの安藤博文社長)

やはり新型コロナウイルスに対しては、清掃のプロの手ほどきを受ける方が、ホールとしても安心で、正しい除菌の仕方を教わることができる。より安心して来店してもらうためには必須といえる。

安心で安全な環境が整った次は、ウイズコロナ時代の接客だ。スタッフはマスク着用でお客さんの方からもスタッフの表情が読み取りにくい。マスクで目元しか見えない状態でもいかにして好印象を与える接客方法がある、という。

例えば、
マスクを付けていないお客様にはどう伝えるか? 
手指の消毒を拒否された場合はどうするのか? 
接客そのもので安心、安全をアピールするにはどうすればいいのか? 

など新たな課題も出てきているが、研修を通して対応方法を学んでいく。なお、研修はホール現場でもオンライン会議でも対応する。

日報の読者には特典付きのウイズコロナ時代に対応した研修の詳細はこちらから。








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