これからのアクションを考察する

2020.07.03 / コラム

6月の営業では多くのお店で粗利が必要経費に対して損益分岐点を越える状況には至っていないようです。

営業利益が赤字の状況で投資をするというのは気が引けると思いますが、7月に関しては更にお客様に戻っていただくための施策は必須となります。

かといって、新台をガンガン買うわけにはいかないのですが、7月以降の『遊タイム付き』や『延長時短』『図柄時短当り』などの新しい機能が付いた機種に関しては、お客様の来店を促進するキッカケになります。

もちろん、お店によってお客様の戻り状況や粗利の状況も異なるので、取れる施策は異なりますが、購入できる場合は少台数でも来店促進を目的とした入替を準備した方が良いと思います。

新台購入が無理であれば、中古の機種での入替も来店促進は可能なので、ぜひとも7月の4連休だけでなく、計画的に安価な形での投資を検討していくことをおすすめします。(中古なのか新台の台数なのか)

前回のコラムでは、【お客様の戻り方が、『どのレートに・どの機種に・どの顧客層が・どれくらいの頻度で・どれくらいの時間・どれくらいの粗利が』というものを、コロナ以前の各機種と比較する】ということをお伝えしました。

検証すれば自店で回復の早い機種の傾向が見られると思います。

7月に入替の準備をするとき、特に中古の選定をする場合は『戻りの早いコーナーやカテゴリーの機種』『お客様の遊技時間傾向から見た適切な機種』など、今後の機種構成や粗利構成、稼動などを考慮して検討する必要があります。

ちなみに現段階で、『お客様の遊技時間傾向から見た適切な機種』に関して私がおすすめするのは、1種2種のライトミドル機種です。

6月に導入された『PモモキュンソードMC』は1種2種のライトミドルですが、通常時500回転で遊タイムに突入します。

1種2種なので遊タイムで実質100%の当りが引けます。

遊タイムへの突入率は8.1%なので、それほど多くはありませんが、1/199のライトミドルは、裏を返せば通常時500回転までに“91.9%”は当りが引けることになります。

中古の1種2種ライトミドルの機種は、とにかく短時間遊技でワンチャンスある機種であり、Pモモキュンソードのように遊タイムが付いて無くても、『500回転までに91.9%が当るチャンスがある機種』と言えます。

このような内容をお客様にしっかりと伝えることで、短時間でも「ちょっと寄っていくか!」という来店動機が作れる機種になります。

更に、良い点としては4円で活躍してくれる機種になります。

1種2種だけではありませんが、皆様のお店の特徴や、お客様の戻りや遊技時間などから判断して、遊技スタイルが変わったお客様への提案営業も今後は実施していく必要性を感じています。

少し営業になってしまいますが、上記のような機種をお客様に知ってもらうには、知ってもらうためのツールが必要になります。

『フダポス(販促ツールダウンロードサイト)』では、私が監修している大当りフローPOP(台上POP)があります。
お客様の「機種が分かる」をサポートするPOPで、スタッフさんの教育にも使えて、更には機種のファンになってもらうための説明ツールにもなります。

P機と6号機の全ての機種の新機種シートもあり、POPやポスター、台横の機種説なども揃っているので、中古の導入に関しての情報収集やツールの準備にも役立ちます。

今後は、今年中に撤去となるスロットの代替機も検討する必要があり、高射幸性機種から回遊する可能性がある中古6号機が『お宝台』として安価な価格になっていたりします。

まだまだお客様の戻りが厳しいホール様もいらっしゃるとは思いますが、自店で取れる施策を準備して、戻ってもらうためのアクションも仕掛けていく段階です。








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