いまホールに必要な「真」のP機 「牙狼」最新作登場!

2020.08.03

時代はパチンコ!? 苦境のホールが導入すべき新機種の条件

新型コロナウイルスの影響で3カ月近くの休業を余儀なくされたパチンコホール。営業再開したが、最近は「再び感染者が増えてきている」というニュースが連日のように情報番組やワイドショーを賑わせている。

予断を許さない状況の中で、全国のホール関係者はマスク着用や入店時の検温など、徹底した感染予防を行うことで、稼働状況は少しずつ戻ってきている。しかし、昨年と比較しても良くて7〜8割程度といったところ。まだ、半分も戻ってきていないというホール関係者も多い。

顧客を呼び戻し、稼働をあげることが喫緊の課題であるが、再び騒がれている感染者増の情報に加えて、コロナの影に隠れていた「全面禁煙」の影響も出てきており、顧客を戻すのはなかなか難しい状況である。

そんな中、5月に行われた規則改正による「旧規則機の設置期限延長」は、機種購入予算をなるべくおさえたいというホール関係者にとっては唯一の朗報だったかもしれない。しかし、期限が伸びたからといっても入替が無くなったわけではない。毎月15%を目処に入替は粛々と進めていかなくてはならず、どんな機種を優先的に入れ替えるべきかが重要になってくる。

編集部が取材したパチンコ関連の有識者は「コンテンツ力がある機種」や「出玉性能の高い機種」「abc時短搭載の新解釈基準機」などといった条件を備えた機種が今後必要だという。また遊タイムなどの新たなゲーム性を有したP機が今後多数出てくるため、「パチスロの天井狙い」のようにゲーム数を狙う若者も増えてくることも考えられ、若年層のパチスロユーザーのパチンコ流入も想定される。これらを考えると入れ替える機種によって業績に差が出るのは、パチスロよりもパチンコといっても過言ではないだろう。

そんな入れ替えに必要な条件を備えた機種がサンセイアールアンドディが発表した「P真・牙狼」である。


時代のニーズをとらえた出玉スピード特化型の新生「牙狼」

「海」や「北斗」「慶次」とともにホールを支えてきた「牙狼」シリーズ。コンテンツの強さ、話題性はいわずもがな。タイトルだけで集客できる固定ファンの多いシリーズ機である。まずは詳しいスペックを見てみよう。

P真・牙狼 基本スペック
大当り確率(高確率) 1/319.68(1/73.63・ST130回転まで)
ST突入率 50%
トータル継続率 ※約84%
賞球数 3&1&15
大当りラウンド数 2 or 3 or 10ラウンド
アタッカーのカウント数 10カウント
時短機能 50回(通常時短)
900回(突然時短)
1200回(遊タイム)
遊タイム突入条件 通常時900回転消化
突然時短確率 1/89.04(通常時短 or ST終了時の特図2残保留で抽選)
大当り出玉数 300 or 450 or 1500個(払い出し)

※トータル継続率84%は、ST継続率83.1%と時短2100回引き戻し率99.8%の合算値

 

 

本機は、前作「P牙狼-冴島鋼牙-」をベースにしたリユース機だが、ゲーム性やスペックは一新。「出っ放し」で異次元のスピードを実現したスピンオフ機「P10カウントチャージ絶狼」と同様に、本機も確変消化スピードに特化した仕様に変更されている。SA(確率変動中、時間短縮中の1分間のスタート)は、前作の「冴島鋼牙」が11に対して今回は25と大幅にスピードアップ。実際に試打してみた体感上だが、確変消化スピードをウリにしている「P必殺仕置人」や「Pウルトラ6兄弟」と同等クラスといえばイメージしやすいだろう。

高速消化でありながらも右打ち時は約1500個払い出しの10R大当り割合が70%あり、平均最大MYも約17500個。「慶次漆黒」など旧規則機と同等の性能を持っている。ネット上のパチンコ関連まとめサイトでもP機の「出玉スピード」や「出玉性能」に対する記事が頻繁に取り上げられており、パチンコユーザーの注目度は高い。スピードに特化した仕様で旧規則機と比べても遜色ない出玉性能は、遊技意欲がアップするポイントといえる。


残保留4回転に一喜一憂! 1変動の重みを追求した突時(C時短)を搭載

本機は「遊タイム」を搭載した新解釈基準機で、他の新解釈基準ハイミドル機と同様に通常時900回転消化すると1200回の遊タイム「魔戒SLASH」に突入する。ゲーム数狙いをするパチスロユーザーの誘引も期待できるが、さらに注目すべきポイントがSTや時短消化後に突入する残保留チャレンジ「真・ガロパト」である。

本機は大当り後のST130回や時短50回消化後、残保留4個で突然時短(C時短)900回の抽選を行う新たなゲーム性を搭載。過去のシリーズ機では通常確率で大当り抽選が行われていただけの「ガロパト」演出に、突時抽選が加わったことで残保留1変動ごとの期待感が飛躍的にアップした。これまでは「当たればラッキー」くらいの気持ちだった「ガロパト」演出だが、残保留4個の大当りと突然時短当選の合算期待値は約1/17になっている。プッシュボタンを押す演出発生時はパチスロのチャンスゾーンでレバーを叩く遊技感覚に近く、パチンコでいうと一種二種混合機である「シンフォギアの最終決戦」がイメージしやすいかもしれない。

突時当選時は900回の時短で、そこで大当りを引かなかった場合はそのまま遊タイム1200回に移行するため、合計で2100回の時短獲得となり、大当り(ST)当選期待度は約99.8%となっている。

「遊タイム」搭載機はパチスロの天井狙いと同様のイメージで語られ、パチスロユーザー誘引の可能性が高いと言われている。さらに本機の場合は、パチスロAT機やART機のチャンスゾーンに近い遊技感覚の突時抽選を搭載しているため、パチスロユーザー誘引の可能性は通常の遊タイム搭載機よりも高いかもしれない。


シビアな機種予算でも導入の価値がある新生「牙狼」の魅力

いまだ稼働が戻りきっていない状況で、なるべく機種予算を抑えつつ新台入替を進めなくてはならない。そんな厳しい状況下で登場する牙狼シリーズ最新作は、多くの固定ファンを持つ鉄板コンテンツであることに加えて、「旧規則と遜色ない出玉性能」「今のパチンコユーザーが注目している出玉スピード」を持つ。さらに既存のパチンコでは味わえない1変動の重みを有したc時短は、他の「遊タイム」搭載機よりもパチスロユーザーに対する訴求力も高いのではないか。

詳細はわかっていないが、本機はリユース対応ということで、通常の新台よりも価格が安いという話もある。厳しい機種予算を考慮すれば、パチスロユーザーも惹き付ける新解釈基準機でありながら購入しやすい本機こそが入替候補の最有力といっても過言ではないはずだ。

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