多くのホールが営業を再開、「だから一緒に乗り越えよう」のメッセージを(三浦真理恵)

2020.06.02 / 連載

第109回 三浦真理恵のモテる処方箋

皆様こんにちは!株式会社kaikaの三浦真理恵です。緊急事態宣言が解除され、やっと少しずつ日常が戻ってきたように感じます。

しかし、緊急事態宣言が解除されたからといってウイルスがいなくなったわけではないですし、東京都にはロードマップがありますし、考え得る限りの万全の対策を取りながら営業を再開している店舗様がほとんどかと思います。

先日、業界の方々へ休業中の取り組みに関する簡単なアンケートを実施させて頂きました。結果は別途公開いたしましたが、現時点で不安なことや会社に求めること等を自由記述にしたところ、不安や心配の声がたくさん届きました。

(5/18更新 株式会社kaika、三浦真理恵代表が休業中ホールにアンケートを実施)

営業再開の目途、営業再開後の稼働、資金繰り、スタッフの離職、お客様のパチンコ離れ…そして、偏った報道が繰り返されることに対して、スタッフやその家族に何もしてあげることができていないことを悔やむ声もありました。中には、業界の存在意義に対する不安や、業界を離れる決意をしたというコメントも。

今回回答してくださった方々は、経営幹部が33.8%、管理職が51.2%、一般社員とパートアルバイトは15%です。管理職の方の回答が多い中でこれだけ多くの不安や心配事が記載されている、ということは、一般社員やパートアルバイトの方々は、きっともっと不安だったのではないかと思います。

しばらくは、限られた人数でホールを回す店舗様もあると思います。出勤したくでもできない人もいるかもしれません。お客様がなかなか戻って来ず、店舗の存続を危ぶむスタッフも出てくるでしょう。お客様ではない人から、何かを言われる可能性もあり得ます。

ですからまずは、全員に届くようにメッセージを発してほしいのです。マスク交換の頻度やアルコール消毒や手洗いうがいの頻度、休憩頻度のルールの共有と徹底に加えて、「大丈夫だよ」「みんなを守るよ」「できる限りのことをするよ」「だから一緒に乗り越えよう」そんなメッセージを届けてください。想いを、届けようとしてください。

そして、一人ひとりと面談をするとか、少人数で座談会を開催するとか、オンラインでも良いので「対話」の時間を設けてください。まずは漠然とした不安を解消してあげてほしいのです。「わからないから不安」「わからないからこわい」ここを解消することがとても大切だと思っています。

オンラインでのコミュニケーションのコツは色々とありますが、本日は基本の三点をお伝えします。

①顔がよく映る角度でカメラに映ること
逆光や、光が当たり過ぎていると、表情が良く見えません。相手の表情が見えないことは不安感を煽ることにもつながるので避けてください。

また、カメラに近すぎる場合や遠すぎる場合も、相手に不快感を与える可能性がありますので気を付けてください。

 

②リアクションをすること
声に出して頻繁に相槌を打つと、相手の話に被ってしまうことが多々あります。かといって黙って話を聞いていると、ちゃんと聴いてくれているのかどうかがわかりません。

オンラインで相手の話を聞く際は、「相槌3割、頷き7割」くらいにしてみてください。大きくうなずいている映像が見えることで、話し手は聴いてくれている感を感じることができます。しかしそれだけだと本当に聞いているのか疑心暗鬼になる場合もあるため、ところどころ声にも出して相槌を打ちます。対面でのコミュニケーション以上に「ちゃんと聞いてくれてるな」と感じさせることが大切です。

 

③周囲の声が入りにくい場所を選ぶこと
例えば後ろで子供の声がしていたり、ペットの鳴き声がしたり。ある程度はほっこり要素になりますが、頻発し過ぎるのは問題です。その都度相手の話を遮ってしまうことになり、せっかく話してくれている本音の途中で「もういいや」となりかねません。極力しっかり集中して話を聞ける環境を整えましょう。

会議や研修となると他にも多くのコツがありますが、1対1や1対少数の面談であれば上記三点である程度問題なく進行できると思います。もちろん、事前の接続テストは抜かりなく!


現在、オンライン研修に関するご相談が増えております。弊社へのご依頼だけでなく、内製化に関するご相談も同様です。相談はもちろん無料ですし、アンケート結果の共有ももちろん無料ですので、ご希望の方は
info@kaika-bp.com までご連絡くださいませ。

苦しい時期が続きますが、一緒に乗り越えさせてください!!

 

お悩み募集中!処方箋が欲しい方はこちらまで♡info@kaika-bp.com

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(著者プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
https://kaika-bp.jp/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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