突然ですがこの連載、今回が最終回となります。(三浦真理恵)

2020.08.04 / 連載

第111回 三浦真理恵のモテる処方箋

突然ですがこの連載、今回が最終回となります。長い間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。

お声がけ頂いてから約5年。インパクト大の写真のおかげもあり、この連載を多くの方に知って頂くことができました。こんなに長く連載を書かせて頂いたのは初めてで、途中何を書いていいのかわからなくなったりしながらもここまで続けることができたのは、目を通してくださる読者の皆様と、長年この場をくださった編集部の方々のおかげです。本当にありがとうございます。

2015年11月の第1回掲載日。無名の私が連載を書かせて頂けることに、不安と、喜びと、恐怖が入り混じった、何とも言えない感情だったことを今でもはっきりと覚えています。そして携帯が鳴る度に、何を言われるかとビクビクしていました。

本連載では「モテる処方箋」というタイトルで、皆様に「モテ上司」への道をお伝えしてまいりました。ここでいう「モテ」とは男女関係や恋愛感情ではなく、人としての「モテ」です。

最初の頃は、男性役職者の方々の質問や相談に応える、という形で進めてきましたが、いつの頃からか女性からの相談も多く寄せられるようになり、「これ連載のネタにしてください!」と言っていただけることも増えました。

「毎回楽しみにしてるよ!」「この回のこれもっと詳しく教えて!」「あの回勉強になりました!」「書いてたこと、すぐ実践してみました!」「この回の共感がすごい!」などとご連絡を頂くたびに、その声がどれほど支えになったことか。どれほど安堵に繋がったことか。感謝してもしきれません。

そしてこの連載は、私自身が組織の中でつまずいた時、コミュニケーションで落ち込んだ時、うまくいかないことがあった時、読み返す教科書にもなっています。自分自身に向けて書いていたこともあります。

本でも、連載でも、ブログでも、ツイートでも、全て読むタイミングによって、刺さる言葉やポイントが変わるものです。ぜひ、何度も読めるものは何度も読んでみてください。そして、「知っている」を「出来ている」に繋げていってください。

どんなことにも、始まりがあれば終わりがある。出会いがあれば別れもある。

コロナ禍もきっと必ず終わりが来ます。その時に、差がつくはずです。どんな時も、部下とちゃんと向き合っていたか。誠実に関わっていたか。日々のコミュニケーションに思いやりがあったか。感謝や謝罪を伝えているか。変化に気づけているか。…振り返ってみてください。

部下は、思っているよりもっとずっと上司を見ています。上司の、自分との関わり方。他の人との関わり方。仕事の仕方。何気ない言動。言葉の選び方。些細だと思うようなことが、良くも悪くもスイッチになります。

ぜひこれからも、人としての「モテ」を目指していきましょう。私も、学び実践し続けます。

奇しくも111回という奇数ゾロ目の回でこの連載を終えることができることを、なんだか嬉しく思っています。今まで本当にありがとうございました。

これからも業界との関りを持ち続けていきたいと思っておりますので、一緒に業界を守らせてください。一緒に、明るい未来を創らせてください。それでは、またどこかでお会いできる日まで。

 

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(著者プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
https://kaika-bp.jp/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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