コロナとともに生きる今と、コロナ終息後の未来

2020.05.21 / コラム

GW明けから営業を始めたお店もあれば、13の特定警戒都道府県で今も休業しているお店もあります。

14日、39の都道府県が解除される方向ですが、新型コロナウィルスが根本的に解決したわけではないので、営業を再開するお店では既に万全の体制で対応していると思います。

引き続き特定警戒都道府県で再開できないお店や法人の皆様は、本当に悩ましく厳しい状況が続きますが、ぜひとも乗り越えて欲しいと切に願っております。

マスコミに踊らされて自粛警察という『自分の思い通りにならないとイライラして人を責める』人も出てきています。

こんな人は世の中のごく一部で多くの人が善良な心で今と向き合っていると思いますが、何が正義か分からないときには、助け合いと思いやりで物事を判断して事にあたっていくことが大切だと思います。

今回のことで政府に対しての恨み言もありますが、政府(一生懸命の人もいるとは思いますが…)が大災害レベルだと認識しているのか、私の家にはマスクは届いないし、もちろん10万円に関しては私の市では書類の送付が5月末と市のHPにありました。

これは、今の日本という国の現状だと政府は真摯に受け止めて未来を描いて欲しいものです。私たちも、これが現実ということを受け止めて、事に当っていくしかありません。

営業再開のお店と休業が続くお店では取組み内容も異なり、更には資金力の違いでも異なりますが、とにかく乗り切ることを願っております。

新型コロナとともに生きる今と、コロナ終息後の未来という話は多くの方がしています。

このような状況のとき、昔からの戦略論を読み解いていくと、とても重要なことが書かれています。

聞けば皆様もご存知のことですが、現状としては最重要ポイントの軸にしていろんなことを考えて対応する必要があります。

最重要ポイントというのは【時間軸で物事を考える】というものです。

孫子の兵法や近代的なランチェスター戦略、その他の戦略だけでなく経営に関する書籍にも書かれているのが【時間軸で物事を考える】ことです。

1の力がいきなり100になるわけでなないので、いつまでに2の力にして3・4とステップアップしていくかを、普段は当たり前のように考えます。

新型コロナが収束して、更に終息するまでの期間は現状不明な段階ですが、営業をしていく上で皆様が準備して取組んでいる『1台おきの間引き営業・アルコール消毒・検温…』という第一段階から、次の方向が見えてきた段階でどう第二段階に進むかという、仮説を常に時間軸で考えて進めていくというものです。

これは“コト視点の価値”という、お客様の価値観の変化も踏まえて自店を選んでもらうための施策を取っていくことになります。

クラスターを起こさないのは当然ですが、お客様が感染に対して不安が高い状況であれば、その不安を出来る限り解消する施策がお店にとっての価値になります。

時間軸で考えたら、終息後は普通に戻るかもしれませんが、現状の時間軸の中ではしっかりと対応するのと、お客様が新型コロナによって日常から抱えているストレスも心を寄せて感じていく必要があります。

間引き営業が仮に今年いっぱい続くようであれば、そもそも新規則機を無理に購入していく必要がないお店もあります。
新台での競争よりも、現在の時間軸では安心の方が価値が高いかもしれません。(全てのお客様ではなく、比率の問題です)

世間的にもパチンコがスケープゴードにされてしまいましたが、そのような時間軸の中で起こっていることを踏まえて私たちは対応していくことになります。

資金の状況において、先々の時間軸の中でどう対応していくのかは異なりますが、とにかく直近の時間軸と先々の時間軸を意識して物事を進めていくというのが大切です。

政府がマスクを配布すると決めたときには、すでにいろんな民間企業がマスクの作成に取り掛かっていました。
配布決定から国民に届くまでを時間軸で考えたら、マスク配布は必要なのか?という物事の判断かできます。

もちろん、マスクをすることへの啓蒙にはなりますが、啓蒙に数百億を使う選択が必要かという例を参考にして、これからの自店の取組みを考えていくことが今は一番重要なことだと思います。

とにかく乗り切ることに力を注いでいると思います。

直接何かができるわけではありませんが、私も応援している気持ちは変わりません。
皆様、がんばって参りましょう!









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