新型コロナウイルス雑感その⑥

2020.05.16 / コラム

私がサラリーマン時代に売っていた商品は高級輸入車でした。まだまだ輸入車が珍しい時代です。

自慢になりますが、当時は年間で40台以上販売。全国でもトップクラスのセールスマンでした。

その関係から、今でもお付き合いしている顧客が多くおります。職業は会社社長からドクター、弁護士等ですが、先日、ドクターと話す機会がありました。

東京の医療現場は戦場で、看護師、ドクター共に、感染の恐怖にさらされているとの事。

このドクター、勤務病院の近くに安アパートを借りました。

家賃は月に6万円。不動産屋さんを通して事情を話したら、2万円値引きしてくれたそうです。

勤務後、自宅に帰る気力が失せるくらい疲労困憊しているのと、家族へウイルスを感染させたくないとの思いからです。
看護師が共同でアパートを借りたケースもあります。

看護師さんの話を紹介します。

医療関係者を応援するために、エッフェル塔が特別ライトアップしたニュースを観た時、同業者として本当に嬉しく思ったそうです。

で、東京タワーでも同じことがあったので嬉しいとも話をしていました。

小さな応援でも良いから欲しいのが本音だそうです。

いつまで 続くか分からないウイルスとの戦争ですから、モチベーションを保つためにも、日々の中に小さな応援があると嬉しいようです。

その看護師さんの病院には、医療従事者への差し入れはありません。レストランが食事を差し入れてくれたニュースを読み、これはチカラになる!と思ったそうで、羨ましい!とも。

医療従事者全員ではありませんが、これは本音の一部だと思います。
私はこの話を聞き、特売で売っていた、1箱30本980円の缶コーヒーを120本お差し入れしました。

先日のパチンコ日報で非難のコメントがありましたエントリー「ホールに張り出す応援メッセージ」についても複数の医療従事者へヒアリングしてみました。

昨今のパチンコ・スロット依存者の行動を見て、こん話をしてくれた看護師がいました。

「貼ってあれば嬉しい。嬉しくない医療従事者でも嫌ではないだろう」

パチンコ屋さんに貼ってある、その言葉を読んだパチンコファンに、今はパチンコをやっている場合では無い、とパチンコ依存者にも伝わる可能性があると思う」

ドクターはこんな話をしてくれました。

「今まではしなかった事で、今はしていることがある。それは、ありがとう!と言う回数が増えた。コンビニのレジ係にも言うし、院内の清掃係にも言うよ。今、業種に関係なく、現場で働いている人は、みんな同士だと思う。だから、ありがとうと言う」

医療従事者以外でも感染リスクのある業種はたくさんあります。

公共交通機関で働く人、スーパーやコンビニで働く人、物流関係者など。

ホールスタッフにも、ありがとうと伝えて欲しい。

特にオーナーさん。

みんなで、ありがとうを言おう!伝えよう!

つづく







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