朝の並びを解消するためにネットで台予約?

2020.04.14 / コラム

12日放送のTBS「サンデージャポン」でテリー伊藤が渋谷や銀座、新宿などから人の往来が減った映像を流したことに吠えた。自宅などの近所の商店街やホームセンターは人で溢れていることを指摘すると共に、パチンコ店にも言及。千葉ではホールが休業しているが、自粛要請が出ていない茨城にはパチンコ好きが車で行っているとして、人が少なくなった渋谷のスクランブル交差点を映すより「パチンコ屋の前から中継する方がよっぽど意味がある」との発言をした。

急事態宣言の出ていない茨城県では通常営業をしている。実際、11日、12日の土日の稼働について川を挟んで千葉と茨城に分かれる県境にある茨城のホール関係者が口を開いた。

「通常の土日営業と比べると4割アップといったところです。千葉ナンバーの車も増えました。毎日が隣の店が店休日という感覚の稼働アップです。月曜日は雨だったので農家のお客さんが増えました」

テリー伊藤の発言を受けて、18日には茨城のホールへ取材に動く準備をしているようだ。テレビ局としてはまた朝の並びの映像を流してパチンコ叩きの材料にしたいのだろう。

ただこれはパチンコに限ったことではない。外出自粛要請で都心や繁華街への人の流れは少なくなっても地元で人は動いているということだ。

それはさておき、悪意のあるメディアは非常事態でも呑気に遊んでいる遊技客より、店を開けているパチンコを叩きたいわけだ。

組合も朝の並びを撮られてニュースになることを一番恐れている。組合は並びを防止するために整理券の活用を促すが、人気店ともなると抽選券を取るために行列ができる。後は間隔を大きくとることを誘導するしかないが、それはそれで人員を取られる。

では、並ばないようにするにはどうすればいいか?

「ネットで台を予約システムを開発するためにベンチャーが動いているようです」(事情通)

台予約に関しては90年代半ばに広島のホールが自社開発してホールに設置していた。自分が打ち込んでいた台を明日は出るだろうと予測して、その台を予約して帰る。当時としての使い方は予約が入った台は、いつもより開けたり、設定を入れたり、と信頼関係を結べたら朝からの稼働が上がる、というのが狙いだった。他ホールにも予約システムは販売していたが、広く普及することはなかった。射幸心をそそるということで禁止になったような記憶もある。

21世紀にどういう形で登場するか全容は明らかになっていないが、実用化されれば朝の並びは解消されることにもなる?







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